2021年8月23日月曜日

 

世界のキャッシュレス事情と追いついてきた日本



【日時】2021821日(土)1000分~1200
【場所】池ビズ4階 地域活動交流センター会議室+Zoom
【講師紹介】 現代ビジネス法研究所 代表 博士(法学)  吉元 利行

 

 


 

【受講者の感想】
女性Aさん
吉元先生
本日の講座、大変為になりました。ありがとうございます。
海外旅行で、スーパーや、土産店でクレジットカードを出す時、カード情報を盗まれないかといつも心配していました。幸い、今迄一度も盗まれた事はなかったのですが、次回からは、スリーデーシキア入力、もしくは、スマホでの、顔認証システムにしたいと思いました。

貴重な情報、ありがとうございました。

男性Bさん
今回は、「世界のキャッシュレス事情と追いついてきた日本」と題して現代ビジネス法研究所の代表で法学博士の吉元利行先生に講義頂きました。
偽札対策の中国、広大な国土と少ない人口でお金を動かすコストの削減を要するスェーデンや小売業者が高額な人件費を抑制する為に非接触を歓迎するオーストラリア、インドや東南アジアも脱税や汚職、銀行口座のない人への手段提供等、キャッシュレスに取り組む背景は各々の国での事情から必然性を感じました。
世界のキャッシュレスはデビットカードが主流。日本はクレジットカードが主であるが、電子マネーの利用額は世界の中でも最も高いようだ。 (交通系のSUICA等は便利でしかも前払い式で使い過ぎが起こらないのが普及している理由だと思います)

また、世界のキャッシュレスが進んでいる要因に基本的なインフラの問題もあるとのこと。例えば、世界の交通機関の運賃は基本的に距離のみで特急も鈍行も料金に差はないとのことで日本の複雑な料金体型と異なり単純であるとのこと。しかしながら、日本においても非接触型への切り替えが急ピッチで進められて来ており、昨年のポイント還元事業やコロナ禍が非接触を後押ししている。但し、日本で残念なのは世界は仕様(EMVが世界標準)が統一されており、サービスの内容で差別化を図ろうとしているのに対して、国内は各社各様のバラバラのインフラで陣取り合戦をしていること。従って、使うときに何を使うかの選択をする工程が余分に必要となる点。( 統一されていればかざすだけで済むのに)

海外の決済手段が国内に進出して来ており、利便性で劣ると苦戦するのではないかと個人的には思いました。個人的にもキャッシュレスの方向に進むのは今後の人手不足等を想定すると日本でも必然と考えます。 

心配事は漠然としたセキュリティに関する事で不安に思う人も多いと思う。もっと国や行政も含めて正しい知識を一般に広く分かってもらう為の啓蒙活動も併せて必要なのではと思います。そういう意味からも最後に不正事例の紹介と自分で出来る不正利用対策を説明して頂けたことは良かったと思います。顔の見えない相手に対応するには用心に越したことはありません。 

中々普段は聴けないテーマであり、大変勉強になりました。吉元先生、有難うございました。



男性Cさん
「世界のキャッシュレス事情と追いついてきた日本」というタイトルで前回の鉄道利用に続いて吉本先生の講演を聞かせてもらいました。
キャッシュレスのサービスの進歩は、各国の文化やインフラの状況の差によるものが大きいとの話に納得させられました。ソニーのFerica が日本だけのガラパゴスとのことで、 i-mode NEC PC-98 C-bus など、日本のみの独自で行くんだろうなと思います。
日本のキャッシュレスに関しては、手数料の高さが気になります。他国は行政が手数料の上限を決めて、普及を図るケースが多いようですが、先生の言われるように、大蔵省の天下りなどの問題が大きいようです。
今後、どのような形になるか難しいところだと思いますが、日本の社会では、セキュリティや使いすぎ抑制から、プリペイドが有力ではないでしょうか。

女性Dさん
度々「パスワードが正しくありません」で混乱し、急速なデジタル化についていかれない私にとって、吉元氏の「世界のキャッシュレス事情」の講義は、とても刺激的で勉強になりました。初めて知ることが多く、私は全く分かっていない、ということも分かりました。
日本のキャッシュレスを取り巻く環境の変化、非接触キャッシュレス事情など面白かったです。日々巧妙化する不正使用への対策など課題も多いと分かりました。
今は、銀行やクレジットカードやマイナンバーなど様々なカードを持っていますが、近いうちにスマホだけで全て機能する社会になるのでしょう。この変化・世界の潮流にしり込みせず、チャレンジしていきたいと思いました。
目が開かれるような世界のお話をありがとうございました。

男性Eさん
以前、中国の露天商でもQRコード決裁が普及していたことに驚きました。露天商でも導入できるのだから、設備投資費は多分少ないのでしょう。また発展途上国は固定電話のインフラ整備が遅れている分、携帯電話とともにスマホ決済が普及したようです。

本日のお話しでは、日本のフィンテックが遅れていたのは大蔵省が積極的でなかったこと、治安が安定していてATMが普及していたので現金決済に不安がなかったため変わる兆しがなかったようです。しかしコロナの感染拡大で非接触型の決済が好まれるようになりフィンテックの普及に弾みがつきだしたようです。便利になる分、犯罪チャンスも増えるためセキュリティ対策を怠ってはいけないとのことでした。インターネットバンキングで使用するワンタイムパスワードカードは完璧なようですが、欧州ではハッカーに攻撃されたようであり、日本でもそのような事例が起きたら次の安全策に移行するそうです。

女性Fさん
「世界のキャッシュレス事情」2月に吉元先生の乗り鉄のお話を伺ったときから楽しみにしていました。2月の講座を聞いてすぐに、自分のデビットカードを非接触にしようと方法を調べました。するとそのサイトからすぐ変更の申し込みができ、数日後にはWi-Fiのマークを横にしたようなリップルマークのついたカードが送られてきました。
早速コンビニで「デピットカードで」と言ったら「そこにカード通してください」と数軒で言われました。日本ではハードが追いついていないようです。スイカやWAONカードはコンタクトレスのマークがついていませんが非接触決済です。吉元先生のお話を聞いて日本のキャッシュレスの事情が世界ととても異なることが分かりました。

日本の紙幣の印刷技術の高度さゆえに紙幣の信頼度が高くキャッシュレス化が遅れた、日本人の国民性でプリペイド型が好まれる等々面白かったです。不正利用対策なども教えて頂き、きちんと対応しようと思いました。
役に立つ興味深いお話をありがとうございました。



女性Gさん
日本は世界の中でキャッシュレスでは遅れをとっています。欧米ではデビットカードがかなり使われていますが、日本ではあまり使われていません。デビットカードはお金が入ってないと使えないので使い過ぎは防げますが、私はクレジットカードでポイントを貯めて帰省をするのでやはりデビットカードは要らないなと思いました。コロナ禍でキャッシュレス化が加速しましたが、これで私達の行動も抜き取られています。便利だけど怖いなと思いました。