2024年1月22日月曜日

 シニア海外ボランティア活動の思い出

 

 

【日時】20241月日(土)1000分~1120
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】  小林 和子

 

 


【受講者の感想】
女性Aさん
 今日はJICAシニア海外ボランティアの随伴家族としてシリア、メキシコ、チリに渡られた小林先生のお話でした。

   2009年から2年間シリアに随伴されていたとのこと、当時の写真をたくさんご紹介いただきました。市場の写真の山盛りの野菜や果物、またラクダの肉がぶら下がっている様子、街中の乗り合いワゴン車に乗る様子など息遣いが聞こえるような写真ばかりでとても興味深く思いました。夏は50度を超えるそうですが、湿度が低いため木陰に入れば過ごしやすいとのこと。シリアの内戦のため、バルミア遺跡もかなりダメージを受けてしまっているそうです。 
   日本チリ修好120周年のため和服で両国の国歌を合唱したり、各国で書道や折り紙指導等々帯同のご家族もボランティアで両国の架け橋になるべく色々な活動をされているのを知りました。
   もう一度赴任するとすれば、、の質問にご主人はとても大変だったが必要とされているシリアに行きたいと仰ったそうです。大変な思いをされて帰国された事でしょうにそれでもシリアにという事はシリアの国と国民に魅力があるのではと思いました。 
   嬉しいお話として、外国で日本人というととても親しみを持ってくださるそうです。それも先人から現在までの日本人の方々の真摯で誠実な物作りであったり行動であったりの賜物であると思います。
   チリ産のワイン、とても美味しくいただきました!
   今日はとても貴重なお話をありがとうございました。

 男性Bさん
   本日は、シリア、チリの珍しい写真を小林さんに紹介してもらいました。特に驚いたのが、シリア編では青い実のアーモンドやラクダが頭からぶら下がった肉屋の写真、チリ編では都会風景が発展途上国とは思えない現代風の街並みでした。
   JICAシニア海外ボランティアまの応募資格は満69歳までの健康体の人で、先行されると2か月の語学研修があり、メキシコ、チリに行かれた時はスペイン語を学ばれたそうです。また青年海外協力隊の人たちは現地の人と一緒に生活しなければならないのに対して、シニアボランティアは、その縛りがないそうです。
   メキシコに行かれた時は、後ろから人がついてくる時は事件に巻き込まれないように注意しなくてはならないのと、シリアでは米国やイスラエルのことを話題にすると捕まるかもしれない。またシリアに行ったことのある人は米国に入国できないとのうわさがあるそうです。
   シリアの生活では韓国ドラマが放送されており、日本にいた時は全く興味がなかったのに、それ以来はまっているそうです。また韓国車がたくさん走っていたそうです。メキシコでは、日本のドラマや日本車が目立ったとのこと。
   海外旅行に行ったような楽しい時間を提供して頂きました。

 男性Cさん

   今回は、ご主人の定年退職後の第2の人生としてJICAのシニア海外ボランティアに応募して、中東シリアアラブ共和国、中米メキシコ合衆国に南米チリ共和国へと3度派遣の随伴家族として、地域住民や現地居住の日本人との交流や国際ボランティア活動の経験、現地での生活等を当時の写真を通してお話頂きました。お話ししながら、ご自身も当時を懐かしみ、楽しい日常を過ごされたことが伝わってくる生き生きとした話し振りが印象的でした。尚、ご主人はオーディオメーカー勤務の経験を活かして、様々な企業へ「工場管理(トヨタの5S整理整頓、清掃、清潔、躾)品質管理」の改善、指導を目的に派遣されているとのこと。
   中東シリアは内戦等のイメージが強く危ない国との印象を持っていたが、国境付近等の危険地域への立ち入りは規制されていたり等の制約はあるものの、充実した日常を過ごされた様子。3度の派遣の国の中で、もう一度行きたい国はどこかの問いかけに、「シリア!」とおっしゃっており、必要とされることに喜びと生きがい感じ、異国での苦労を感じさせない楽しい時間を過ごされたことが感じられました。
   ご自身は書道をやられていたことで、書道指導を通しての交流の様子を見て、やはり日本固有の文化(書道や花道、茶道等)を身に付けていると海外での交流の武器になると思いました。
   首都ダマスカスの一角にあるオールドダマスカスは紀元前3000年の世界最古の都市との説明を聞き、初めて知り驚きでした。又、砂漠を人や荷物を乗せて移動するラクダの隊列は映像等で良く見る光景ではあるが、そのラクダが食肉市場で解体され吊るされている写真は衝撃的でした。(考えて見れば、日本での馬や牛も同じ扱いだった。)
   夏は50度を超える酷暑、日本の夏をイメージしたら生きていけないと思うが、湿度が低いので日陰は涼しく感じて平気で歩けるとのこと。また、気温の下がる夜間に行動するとのことで納得。
   今回は主に最初の赴任地であるシリアアラブ共和国での活動や生活を中心にお話し頂きましたが、通算6年間に及ぶ「国際ボランティア活動」を経験出来たことで、人種、宗教、言語、の違う様々な人々との関わり合いが大きな財産となったとのこと。ほとんど知らない中東シリアの生活の一端を知ることが出来ました。一度ならず三度三カ国の海外ボランティア活動に応募し、実行したバイタリティに敬意を表します。貴重な体験のお話しをして頂きました小林和子さん、ありがとうございました。
   追伸、資料の世界地図も貴重なものを見させていただきました。


 男性Dさん
   シリアとチリの生活面の講演を聞かせてもらいました。

   中東はかつて会社の同僚が多数行っていたこともあり、生活面の問題をよく聞いていました。特に皆が云っていたのが豚肉を食べられないことです。中華料理やハム、ベーコンが食べられないのが辛いそうです。先生と席が隣だったので、講演終了後に聞いてみました。先生も同様に辛かったそうです。大使館の方が唯一豚肉があるレバノンに出張に行くとき、依頼して買ってきてもらうそうです。私には豚骨ラーメンや豚、角煮、生姜焼きやベーコンエッグのない生活はとても堪えられません。
   いろいろ貴重なお話ありがとうございました。

 女性Eさん
   小林和子さんのシリア、アラブ共和国滞在のお話しは、まだ行った事がない国なので、大変興味深く楽しかったです。

   和子さんの物事に対する好奇心は素晴らしいです。
   新年に相応しい前向きなお話しありがとうございました。 こちらが、元気になれました。

 女性Fさん
   120()10時から地域活動交流センターにて、今年初めての「ああそうなんだ倶楽部」セミナーを開催しました。講師は杉並区在住の小林和子さん。ご主人が定年退職後、講師の勧めでJICAシニアボランティアに参加。シリア・アラブ共和国に配属され、その随伴家族として講師もシリアで2年間生活。その体験談を話していただきました。

   危ない国と認識しているシリアですが、とても鮮やかな果物や野菜の写真と国内旅行の写真をたくさん見せていただきました。その中には戦いで崩壊した建物の写真もありました。シリア→メキシコ→チリと計6年間の国際ボランティア活動にご主人と共に参加し、現地で小林さんは日本文化を紹介されてました。精力的に活動されてる小林さんからたくさんのエネルギーをいただきました。
   私はまだまだたくさんの事ができる年齢なのだと改めて感じました。

 女性Gさん

   JICAシニア海外ボランティアの随伴家族という立場で6年間も活動なされ、国際交流や支援に尽力された小林和子さんに「行動力すごいなぁ!」と驚き、頭が下がりました。生命の危険も伴い、海外への興味や好奇心だけでは務まる活動ではないと推察できます。ご主人と二人三脚で3度もチャレンジされたのは、並大抵の事ではないと思いました。
 派遣先のシリア・アラブ共和国、メキシコ合衆国、チリ共和国での生活や活動の様子を、スライド写真を通して詳しく話して下さり、多くを学ばせていただきました。特に、紛争前のシリアのダマスカスの市場や露店の活気・街の賑わいの様子には、これほど豊かな地域だったのかと想定外の驚きでした。シリアに一日も早く平和が戻ることを願います。
   国際交流活動を明るく楽し気に語られる小林さんの姿に、この方の人柄と品格に海外の方たちも打ち解けていかれたのだろうと感じました。
海外で暮らした経験もなく、アラブや南米などの地域には知識も乏しい私に、様々な示唆に富むお話をして下さりありがとうございました。美味しいチリワインもご馳走様でした。

 女性Hさん

   今回はJICAのシニアボランティアにご主人が参加され、随伴家族として同行された、小林和子氏のシリア、メキシコ、チリでの生活のお話を伺いました。
   1000枚以上もある写真の中からいろいろ選んでいただき、2009年から2011年までのシリアでの生活を中心に話してもらいました。現在は戦争危険地区で日本からは入れない国になってしまいましたが当時の人々の暮らしや街並み、食べ物や習慣など旅行では知り得ない情報が見せて頂いた写真から伝わって来ました。
   お仕事で携わるのとは別の視点でお話が聞けたのはとても興味深かったです。
次回チャンスがあればチリのゲームも教えていただきたいと思います。