2019年1月7日月曜日

野鳥写真家誕生



野鳥写真家誕生

 野鳥写真家誕生


1、日時  20181222日(土)1315分~1430
2、場所  豊島区地域活動交流センター(としま産業振興センターIKEBiz4F)会議室
3、講座名 「野鳥写真家誕生」
4、講師名  廣田 玉恵 氏 としまコミュニティ大学研究生


5、講座内容
①野鳥写真を撮るようになったきっかけ
 夫の趣味が野鳥写真を撮ることで、一緒に行かないかと誘われたことがきっかけ。

野鳥写真の面白さ
 飛んでいるところを撮るのは難しいが、きれいに撮れると感激する。
 寒い雪の中じっとして待ち続けたり、遠方まで重いカメラを持って出かけてもお目当ての鳥に出会えなかったり、出会えても撮れなかったり苦労は多い。しかし、思っていた様な写真が撮れた時はとても感動する。


撮影した野鳥の写真について
 ここからは廣田さんが実際に撮影した野鳥の写真を見ながら話されました。
              ・カワセミの魅力…カワセミは憧れの鳥   
5月に哲学堂公園にいる 妙正寺川辺り
        くちばしの色でオスメスの違いが分かる
・ヤマセミ…バーダーの憧れの鳥
      撮影したヤマセミは母鳥が食べられてしまい、父鳥が雛3匹を育てていた
・丹頂鶴…昭和27年の冬、子供がトウモロコシを与えたことをきっかけに人工給餌始まる
     民間人の伊藤さんが始める 伊藤サンクチュアリーでは雪が降ると人工給餌
     春先に求愛のダンス 家族で飛ぶ 飛ぶ姿からJALのマークが作られた
     霧多布湿原では卵をきつねやテンに食べられる
・オオワシ…日本一大きい渡り鳥 絶滅危惧種
      メス1メートル大 羽を広げると2m40㎝くらい
      サケを追ってオホーツク海から北海道へ渡ってくる 
      野付半島の沈みかけている砂洲にいる
・オジロワシ…メス90cm オス80cm
       野付半島の南、風蓮湖の辺り レイクサイドホテルの人が売り物にならないサケなどをまいた  十勝川の写真は遡上して弱った鮭の取り合い
・アカショウビン…台湾に撮影に行く 五色島  日本ではハブのいない宮古島の森林の中
・ヒゴロモ・ヤツガシラ…迷い鳥 金門島で撮影 蝶のように飛ぶ
・ヤマムスメ…台湾の国鳥
・キビタキ・ムギマキ…戸隠で撮影 日本で繫殖する
・朱鷺・ミサゴ(鷹、英語名オスプレイ)
・都会でも楽しめる野鳥観察…ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、シジュウカラ、ウグイス、カルガモなど


今後の抱負
色々な野鳥を見たい。
絵本をかいてみたい。鳥のたくさんの疑問を絵本にして説明できたらいい。


感想など
 ハッとして感動する1枚の野鳥の写真の裏には、撮影者の粘り強い根気があることが分かりました。そして、それを撮影した人も心から感動した瞬間であったことを知りました。写真というのは、ものすごい一瞬を刻み込んだものなのだと今回のお話を聞いて感じました。
自然界で生息している野鳥を撮るには、暑さ寒さ・山の中森の中・虫や他の生物など自然との闘いをせねばならないことを改めて知りました。本当に鳥と一体にならないとできないでしょう。
 鳥と目が合う瞬間を狙うとか、自然と一体化して気配を消してその瞬間を待つとか、普段の生活ではありえない忍耐力だと思いました。
 ヤマセミとカワセミもよかったです。廣田さんが、鳥を愛しんで撮っている愛情が伝わってきました。
                                (記録 本間 氏)