2020年1月25日土曜日

お墓とお葬式の現状・課題・準備

お墓とお葬式の現状・課題・準備


【日時】2020118日(土)1015分~1200
【場所】としま区民センター(旧生活産業プラザ)
【講師紹介】 東京都消費者啓発員 上月 としこ



女性Aさん
今回は「終活〜お墓とお葬式の現場、準備」と題し、東京都消費者啓発員の上月とし子さんに話をしていただきました。身近な人が死を迎え悲しんでいる時に葬儀の準備が始まります。葬儀社によって料金もかなり異なるそうで、2.3社見積もりをとった方がいいそうですが、その状況下で果たして私にできるだろうか? この頃は家族葬が増えているそうです。この家族葬も業者によって料金がかなり異なります。人って死ぬのも大変… 家族に迷惑をかけないために、エンディングノート買って書いておきましょう。そこに遺族に対して「ありがとう」の文字を忘れずに!

男性Bさん
当初から受講者の世代といっても割と広いのですが、既にご両親を亡くしている方、どちらかがご存命の方、介護中のかた、自身もそうですが持病をお持ちの方と、既に今回のテーマ<終活・お墓とお葬式の現状・課題・準備>についてある程度経験をお持ちか、マスメディアを通じて相当の知識をお持ちの感じでした。
それよりもその状況に遭遇したときにパニックにならずに冷静な対処ができるかどうかに一番の関心があったように思えました。ただ未経験の方々は葬祭業者・お寺・教会(お墓)・火葬場・病院との多方面の交渉に備えなくてはならず、講演者の上月さんもおしゃっていたように予算額と希望内容、協議は信頼できる親族と、支払いは急がず、お墓の契約の付帯条件の確認等はとても良いアドバイスでした。
いつもの会話には出にくい話題なので普段の対話から情報交換やら質問してみるなどの行動も意識的にしてみる価値もあるのではないかとの思いを深く持ちました。

男性Cさん
父は互助会に入っていたので葬儀は葬儀屋さんにお任せでした。そして葬式費用、お寺への支払い等をチェックして世間並みの葬式費用だったと確認して終えました。今回のお話を聞いて、それらをすべて自分でやるとなると大変だと思いました。またお話の中で当事者、喪主は気が動転していて大変なので、そんな時冷静に対応できるサポーターを見つけておきなさいとのことでしたが実際に探すとなると見つかりません。結局業者にお任せになってしまいそうな気がします。
市販「エンディングノート」の使い方として、人によって書く項目のウェイトは異なって当然、また考えも時間の経過とともに変わるので、ノートにポケットを付けて新しく書き加えたものを差し込んでいったら良いとのことでした。
 講師の上月さんは、色んな点に質問が飛んでも笑顔で聞きとめ、それから答えられる様子を見ていてキャリアの厚みを感じました。これ以外の分野も勉強されているようなので、ご要望があれば対応して頂けるとのことでした。

男性Dさん
終活~お墓とお葬式の現状と課題、準備~というテーマで東京都消費者啓発委員の上月とし子さんに葬式の現状や費用、お墓への意識の変化をお話し頂きました。身内の死に直面し平常心を失っている状況で短時間のうちにいろんなことをどうするかを決めなくてはいけないことから、葬儀社に誘導されるままに進んで行き、後から請求書を観て悔やむことも多いというのも理解できる。やはり、予備知識は必要だし、いざという時の対応を予め家族で相談しておくことが得策と思える。(不祝儀の準備を予めしておくことに'縁起でもない'と嫌う向きもあるが)
また、死期の相続や法的な手続きを円滑に進める為に、個人の財産や預貯金、保険の明細、交友録など本人しか知らない情報をENDING-NOTEBOOKに整理しておくことことが、残された人に迷惑を掛けない為の義務と思える。(但し、生前に見られると内緒のへそくりがばれるリスクもありそうだ。)
現在は時節がら明朗会計を謳うニーズに合わせた追加料金無しの全国一律のバッケージ料金を売りにする、例えば「小さなお葬」といった葬儀社の存在も何年か前にNHKで取り上げられたこともあり、知っておくことが大切なことと改めて感じたセミナーでした。
有り難う御座いました。