2023年12月18日月曜日

 俳句の鑑賞法アップ

 

 

【日時】202312116日(土)1010分~1140
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】   俳句誌「陸」編集長 大石 雄鬼

 

 


【受講者の感想】
男性Aさん
 この俳句の会が始まる頃には、「俳句はかく解し かく味わう」という高浜虚子の本を読みだしていたのに完読せぬまま今日に至ってしまいました。今日の先生のお話を聞いて良い作品に多数触れて俳句を体得すれば、俳句作りに対する体幹ができるとのことでした。また作句より選句に、その人の能力が現れるとのお話は意外でした。
 その他、テクニカルのお話もあり、区のリズム、季語との距離感、文字数より発音数を重視したらよい、考え抜いた後でふと浮かぶ句が良い、引っ掛かりのある単語により印象深くなるなどでした。また機関誌「陸」の創始者は田川飛旅子先生で、それを引き継いだのが中村和弘先生とのことでした。https://rikuhaik.hiho.jp/ 

男性Bさん 
   大石先生に俳句鑑賞法アップということで、有名作家の俳句を例に丁寧に解説してもらいました。
   基本は観察したことを切り取って伝えるのが第1の世界。第2の世界は表の世界に関わらずに伝わるもので、答えがあるのはよい俳句ではないそうです。この辺は難しいところで、何を伝えたいのか分からないことと紙一重ではないかと思います。
   また、私の素人質問で、リズムとか韻律はどうなのかという問に、俳句は目で読むもので音はあまり重要視しないということです。漢字を使うかひらがなか旧仮名遣いなど、目で読むことを重視しているらしいです。
   知らないことばかりで、いろいろ教えていただき、ありがとうございました。 

女性Cさん
  今回はいつも俳句を選評いただいている大石先生の講座とあって、とても楽しみにしておりました。俳句を鑑賞するにあたって、俳句には二つの側面があり、1)第一の世界(見える世界)2)第二の世界(見えない世界、カオス)があり、この第一の世界と第ニの世界の繋がりがつきすぎていても離れすぎていても良くなく、また奥をあまり探りすぎて解釈を深読みしすぎるのも良くないと言うお話にはとても共感しました。
   俳句は作った瞬間から作者の手を離れて読者に委ねる、自分の心に素直に作る、まずはそのまま読むことが大事など俳句を作る上でのお話も色々お聞きでき、勉強になりました。
  俳句は鑑賞するだけよりも自分で作ってみるとより鑑賞が楽しめるように思います。
  句会にも大石先生がその場で、私達の句について選評くださり、前半の講義の後でもあったので選評も理解がより深まりました。
  大石先生、俳句の世界を教えてくださってありがとうございます。これからもどうぞよろしくご指導をお願いします。
 

女性Dさん
 今回のセミナー講師は毎月私達の俳句を総評してくださっている俳句誌「陸」の編集長大石雄鬼氏。 俳句の鑑賞法アップと題してお話していただきました。
    私はコロナ禍に入った直後から俳句を始めました。毎月3句投句するのですが、やればやるほど奥が深い。俳句は第一の世界(目に見える世界)を言葉にし、第二の世界(言葉にはできない目に見えない世界)を表現します。が、そんなに上手くいきません。
   俳句を上達させる方法のひとつに、良い俳句にひたすら接するという方法があるそうです。偉人の俳句は私にとってわかりにくいものもばかりですが、とりあえず良い俳句にたくさん触れてみようと思います。 



女性Eさん
   私が大石雄鬼先生から俳句の講義を受けるのは、4回目となりました。毎月の選句・選評でも、いつも丁寧にご指導下さり心から感謝しております。
 ちょっと愕然としたのは、以前先生に教えていただいた事がスポッと抜けていて、今月の投句俳句も進歩・上達していない現実でした。反省あるのみです。
 今回の講義で学んだことは、「優れた俳句をたくさん鑑賞することが俳句上達への近道」と「自分の心に正直な俳句を作る」です。五七五を考えて作っているだけでしたので、俳句鑑賞にそれほどの意味があるとは思っていませんでした。俳句の二つの側面「見えない世界」を感じつつ「見える世界」を堪能しながら鑑賞に取り組んでいこうと思いました。
   今後ともご指導をよろしくお願いいたします。 

男性Fさん
    今回は、私たちの俳句サークル「ひよこ句会」をご指導頂いている俳句月刊誌「陸」の編集長大石雄鬼先生をお招きし、「俳句の鑑賞法アップ」と題して俳句のもつ二つの側面(第一の見える世界、第2の見えない世界、カオス)を主題に、わかりにくいケースの有名な句の紹介、そして俳句をどう読むか、俳句をどう鑑賞するか、そして俳句を詠むのに感性は必要かを、それぞれ俳句会では有名な句を例に一つ一つ丁寧に解説頂きました。
    思い返すと大石先生にはひよこ句会が発足する契機となった2020215日の「初めての俳句/句会」の講義で俳句に目覚めさせて頂いてから、2021417日「ワンランク上を目指した俳句づくり」、そして1218日には「ひよこ句会投 句の全作の評価と年間大賞の発表」をして頂きました。そして昨年2022820日「現代俳句の鑑賞法」と題して講義を頂き、今回の「俳句の鑑賞法アップ」で5回目となる俳句の講義となりました。
   この間、2020321日に第1回ひよこ句会を開催し、今回の講義終了後に開催したひよこ句会は実に42回を数え、第42回ひよこ句会となりました。メンバーも徐々に増え、今では登録メンバーは20名もの会へと拡大しました。発足以来310ヶ月途切れることなく継続出来ているのは節目節目で大石先生に講義をして頂き、毎月のひよこ句会の作品を丁寧に選評して頂いていることが、励みになり、次も頑張ろうのモチベーションになっております。中々上達しないひよこ達を引き続き宜しくお願い致します。今回も大変勉強になりました。有難う御座いました。




2023年11月21日火曜日

 

「お得 納得 中央区」~築地・月島・佃編~
バーチャル街案内 

 

【日時】20231118日(土)1000分~1130
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】   中央区観光協会特派員  松林 修

 

 


【受講者の感想】
女性Aさん
 「お得納得中央区」第二弾は築地月島佃島を中心に、前回と同じ松林さんにお話いただきました。
   東京に港を作る所からお話が始まりました。横浜や神戸は港の海底が深いため国際的な大型船が入船できるそうです。「築地」は土地を築く「月島」の名前の由来(築島→月島)など埋立地ならではの命名に驚きました。
  佃天台地蔵尊は民家の間の細い路地を通った所にある地蔵尊です。ここは紹介していただかなければ、気づかない事でしょう。
  佃煮は現在の大阪摂津市から佃島へ移住した方々が作った佃煮(元々は塩味、その後野田の醤油を生かした甘辛醤油味へ)が元だそうです。大阪にルーツがあるとは知りませんでした。  
  佃島の盆踊りは念仏踊りとして死者の魂を慰める踊りであったり、住吉神社のお祭りのため大幟柱を水中から掘り起こすなど現在も昔のままに伝わる風俗が残っていてとても興味深く思いました。(大幟柱は腐らないように水につけて保存し、祭りの時に掘り起こしているそうです)
  船から橋へ、そしてまた船が交通の手段として見直されている所も興味深いです。
  所々で美味しいお店も紹介していただき、またマニアックなお話も挟みながらのとても楽しい1時間半でした。地図上の番号と共に解説いただき、写真やブログ等を都度紹介してくださるので、楽しく散歩している気分になりました。まだまだ知らない中央区の魅力を教えていただきどうもありがとうございました。 

男性Bさん
 佃島が離島だったのが地続きになったのは知っていましたが、その土砂が、関東大震災で生まれた瓦礫だったとは。その話を聞いて、横浜の山下公園を思い出しました。当時の日本人はたくましかったのですね。
 また「佃島の盆踊り」の動画を見せて頂きました。どこか悲しげな雰囲気が漂っているのは、「無縁仏の供養・回向のための行事」なのだそうです。悲しげと言えば「おわら風の盆」を思い出します。調べてみると、豊作祈願が目的なので異なっていました。
 その他、住吉神社の例大祭で使う大幟を舟溜の水中に浸けて保存していることや、月島の名前の由来など沢山の情報を頂き楽しい時間を過ごさせて頂きました。 

女性Cさん
 114()にああそうなんだ倶楽部で「築地、月島、佃」街歩きを開催していたので「なるほど〜」と納得しながらでした。
   この辺りは全て埋立地です。綺麗に整備された海岸線の中に昔ながらの路地や町屋建築の佃煮屋さんがあり、とても風情があります。昔は今のように橋がなかった為渡船場があり、船で移動してました。パリと友好都市関係にある為、現在は渡船場跡にはパリからベンチが寄付されていて(1046基もあります)、隅田川をセーヌ川にみたててのんびり過ごすのに良い場所となっています。
   この場所でランチやディナーをする際は「つきじろうさんのブログ」が参考になるそうです。もんじゃ焼き屋さんが多く並ぶ月島ですが、いろんな美味しいものがあるようです。



 

男性Dさん
  今回のセミナーは7月に「お得 納得 中央区」〜銀座•日本橋•人形町〜特派員の知見を駆使したバーチャルツアーを講演頂いた中央区観光特派員の松林修氏に続編として〜佃•月島•築地〜の見どころをお話し頂きました。グーグルマップを駆使して案内に初めて知ったことも多く今回も大変楽しく学ばさせて頂きました。私が印象に残ったところをいくつか記述して見ます。
   佃小橋の3年に一度の祭りに建てる旗は、佃小橋の地下に埋めてあり地下を掘り返して祭りに掲げ、祭りの後にまた地下に埋設するとのこと。(写真で掘り返す様子を見てびっくりです。)
   今も残る佃煮屋天安は間口が狭く奥行きが深い。店の中は昔ながらの店構え。佃煮は佃島が発祥かと思ったら、徳川家康が大阪で世話になった佃の職人を佃島に住わせた、その大阪の佃煮屋がこの東京で広めていったとのこと。
  びっくり。石川島灯台があったところは、軽犯罪人や無宿人の更生施設「人足寄場」があった。この石川島からIHIがスタート、造船所の発祥の地でもあった。
   月島警察署は、警視庁で現役の最も古い駐在所で趣のある佇まいを見せている。もんじゃストリートは文字通りもんじゃ屋さんが見事に並んでおり、人気店には行列が出来る。もんじゃストリートは横丁や路地、小路が多くあり、昔懐かしい風景が見られる。
  そして勝鬨橋。1970年を最後に上がっていない。上げるには相当なパワーが必要なので変電所がちかくにあった。それを改装して「かちどき橋の資料館」とのこと。
   勝鬨橋は渡って直ぐのところに築地天竹でハンバーガーが人気とのこと。築地には明治2年軍艦操練所があり、その後海軍兵学校となり明治21年江田島に移転したとのこと。
  築地には牛丼吉野家の第1号店があった。グルメの紹介は、「つきじろう」のblogが参考になるとのこと。喫茶店で食事が人気で喫茶「レンガ」なたまごサンド、特選ナポリタンは絶品だとか。又、活字発祥の地であり、捨て犬から日本初のセラピー犬となった「名犬チロリ」の像が築地川銀座公園に見られる。
   今回も佃•月島•築地の魅力を特派員目線でたっぷり紹介頂き、あっという間に1時間半、楽しく学ばせて頂きました。2週前に当倶楽部で歩く会を開催し、実際に歩いたところと重なるところも多くあったので、より興味深く拝聴することが出来ました。
   松林先生、有難うございました。機会あればリアルに歩きながら解説頂くことが出来れば最高だと思いました。
 

女性Eさん
  前回の「お得納得中央区」~日本橋、銀座、人形町編~に続いて、今回は第2弾、~築地、月島、佃編~を、中央区観光協会特派員の松林修氏にお話頂きました。
   テンポの良い口調で、googleマップや錦絵、古地図等を取り入れお話頂き、夜景の写真も美しく、あっという間に時間が経ちました。
   中央大橋にあるオシップ・ザッキン(彫刻家)の“メッセンジャー”やベンチを寄贈された等、フランスと友好関係があった事や築地本願寺の設計をした伊藤忠太の事、また、そちらで食べられる朝食が18品目で、ある意味等観光協会特派員ならではの貴重なお話を伺う事が出来ました。もう少しお話頂いた事を自分で調べ、知識を広げて実際に歩いてみたらどんなに楽しい事でしょう。老舗のお店も教えていただきました。この歴史ある街をもっと深く味わえると思いました。ありがとうございました。 

女性Fさん
 今回の中央区の観光協会の松林先生の講座は月島・築地についてでした。
    東京湾を作る時出た土砂を海に埋め立てて出来たのが月島とか、佃小橋の大幟は川に埋められているとか、佃煮の由来は家康が呼び寄せた大阪佃村の人々が魚を塩で煮詰めた物に関東特有の醤油を足して出来上がった物とか知らなかった話を教えてもらいました。
   バーチャル街歩きという新しい手法で実際名所を巡ったような気分でとても楽しかったです。今度はぜひ実際に歩いてみてリクガメのボンちゃんに会いたいです。



2023年9月18日月曜日

 

ヨーロッパのアート」

 

 

【日時】2023916日(土)1000分~1130
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】   スペイン語教師 ホセ

 

 


【受講者の感想】
女性Aさん
 今日はホセさんがヨーロッパのアートについてご解説してくださるとのこと、とても楽しみにしていました。
 資料画像の上部に年代が書かれていて、解説される各時代の年代の表示が大きくなっていたので、年代を確認しながら時代ごとの解説を聞くことができたのでとてもわかりやすく思いました。
   ローマ帝国が栄えていき、円形を造る事ができたためローマ神殿に生かされている事、その後キリスト教の力が強くなったため芸術に検閲が行われた中世、その中世と決別したルネサンス、宗教と死が重要なテーマのバロック、印刷技術の発展と共に芸術が社会を教育するものとされた啓蒙、産業革命が起こると共に現実逃避、懐古主義のロマン主義へそして社会をありのままに描く写実主義、アール・ヌーヴォー、アバンギャルドそして現代へ続きます。
   ヨーロッパの地図でシルクロードやローマ帝国がどこまで支配していたかを具体的に指し示してくださったので理解が深まりました。芸術と歴史のつながりをわかりやすく解説してくださり楽しい1時間半でした。最後のクイズもとても楽しかったです。
   50枚以上の資料とそれとは別に配布資料をいただき、この会のためにどれほど時間をかけて作ってくださったのかと思うとホセさんと千春さんには本当に感謝しています。
   最近「スペイン」のニュースや文字を見ると、以前よりずっとスペインに対して親しみを持って注意して見るようになりました。ホセさん千春さん、Gracias!!
  ところで、資料の最後にオリーブオイルと八角のお料理の事が紹介されていました。スペイン料理はお得意ですか?次回はスペインの文化やお料理も教えていただきたいです。

 男性Bさん
   本日はホセさんに、ヨーロッパのアートという事でお話を聞きました。
   まず、最初に違うなあと感じたのは、舅の方も云われていたことですが、スライドのデザインが見慣れている日本のものとは違うと云うことです。おしゃれだなあと感じます。
   講演はルネッサンス以降のヨーロッパの美術をいくつかの区分に分けて、時代背景から解説してもらいました。特に、アールヌーボーとアバンギャルドはスペインの芸術家が大活躍していますよね。人間の心の内面を描くというのは、多分ドイツ的には哲学となるんでしょうけど、スペインは美術になるんだと思います。
   夏目漱石が好きというのも、そういう捉え方をするんだなあと感じました。ホセさんの俳句の選句や評も、根っこは一つなんだろうなと感じました。
   ありがとうございました。

 男性Cさん
   今日はスペイン人のホセさんに、ヨーロッパの歴史が、何故そうなったかを話してもらいました。日本の世界史の教科書では記述されていないような視点が多数紹介され興味深いお話でした。
   例えば、ローマ時代は、ギリシャ時代の知にコンプレックスを感じていたが、数学と建築だけには自信を持っていた。バロック時代は宗教家による検閲が強かったため本音を表現できなかった。その為、表現に二重性がこめられ、詩のウェイトが高まったとのこと。また印刷機に発展により、それまで聖書は教会にしかなかったが、市民も手にするようになり、宗教家の一方的な解釈から解放され、市民が自ら考えるようになった。産業革命で国民は都市に住むようになり自殺者が増え、心理学が誕生した。ロマン時代は現実に不満があり、それからの逃避として生まれた文化だという。
  ただ今日の話を聞いて、日本史は紀元前14000年前の縄文文化から話が始まるのに、欧州では紀元前500年前の古代ギリシャから始まっていることに違和感を覚えました。また「オリバーツイスト」という小説は暗い話なので、マイナーな部類に属すると思っていましたが、新聞に連載された小説だったので、欧州では有名な作品だそうです。
   今日は、生きた歴史を学んだようで、新しい視点を知り充実感を覚えました。ホセさん、そして通訳をしてくれた千晴さん、有難うございました。


 男性Dさん
   今回は私たちの「ひよこ句会」にも凄く自然な感情を素直に句にして投句してくれたり、選句の評価も作者も目から鱗の評文(奥様が日本語訳して作者に渡してくれて、作者も感激してます。)を寄せて頂いているスペイン人のJose Gonzalezさん、通称ホセ(歩星)さんと同時通訳に奥様の千晴さんをお招きし、「ヨーロッパのアート」(15世紀以降の西洋の芸術スタイル)と題し、時代ごとの芸術スタイルをお話し頂きました。 
   このような時代ごとに年代を追って芸術のスタイルや社会の思想そして歴史的な背景を一貫して聴けることは初めてであり、しかもヨーロッパの方から直接聴ける機会は貴重な経験でした。
   時代の変遷、思想の変化とそれに伴う芸術のスタイルの変化は大変興味深く、改めて大変勉強になりました。句会での評価の日本語訳や本日の講義の同時通訳も大変に息のあったご夫婦のコンビネーションは抜群で心地良かったです。
   お二人に大変有意義なひと時を過ごさせて頂きました。有難うございました。
   また、引き続き句会も宜しくお願いします。


女性
Eさん
  スペイン在住だったからこそ知っている歩星さんのヨーロッパアートの歴史と傾向。見事な通訳と進行をして下さった千晴さんに感謝です。
旅行と、絵画鑑賞が好きで、ギリシャ、イタリア、スペイン、オランダ、ドイツ、イギリスと旅をして、美術館巡りしました。パルテノン神殿の円い柱は、大英博物館の柱も同じでした。ピカソ美術館へ行った時、初期の画風はありきたりの風景画でした。それが、あんな独特の画風に何故変わっていったのだろうと思っていました。
  ありのままを描写すればよい時代から、アバンギャルト=アーチストはユニークでなければいけない時代へ変化していったからだったのですね。
  オランダのマウリッツハイス王美術館で、フェルメールの作品に触れた時、何か暗い印象でした。レンブラントの夜警も同様でした。それは、バロック=闇。芸術家は、衰退の時代に困難を乗り越える創意に富んだ工夫をした事を知りました。
  個人的にはミーシャの絵が好きです。アールヌーボー、グローバリゼーションへと変わっていったのですね。
  とても充実した楽しい講義でした。海外で、色々疑問に思っていたことが解けました。
  歩星さん、千晴さん、本当にありがとうございました。

 男性Fさん
 ヨーロッパのアートと題してホセ講師と奥様の同時通訳、見事な連携プレーでしたね。とても分かり易い解説と通訳でした。
   西洋美術史は元々興味深くフランスのルーブル美術館、オルセー美術館を鑑賞してからは特に印象派が好きになり上野の美術館にコロナ禍前にはよく行きました。
  また、元々両親が信者で幼児洗礼を授かったカトリック教徒の端くれで、四谷のイグナチオ教会にクリスマスや復活祭等のミサや子どもの結婚式など、また家内と娘がカトリック系の四谷雙葉なので宗教画に共感します。
  解説がヨーロッパを中心として地理的、歴史的な時代背景と美術アートが思想に影響を受けた事情がよく分かりました。
  それから少しずれますが、大航海時代に栄華をきわめた隣合うスペインとポルトガル両国は日本人から見ると違いがよく分からないので教えてもらえると幸いです。

 女性Gさん
   ひよこ句会メンバーの歩星さんのヨーロッパアートの変遷について、スペイン語同時通訳の講義を受けました。
   ヨーロッパの勢力図を世紀ごとにわ説明してくださったのでわかりやすかったです。
   なぜイタリア建築にドーム型がおおいのか、フランス、ベルギーでは細かい塔が沢山あるものが多いのかわかり良かったです。
   アートは絵画芸術だけでなく、文化全体を表すものとして捉えていると思いました。

ご夫婦の息もピッタリ合っていて素敵な講座でした。




2023年8月20日日曜日

 

「カクテルの世界」

 

 

【日時】2023819日(土)1000分~1130
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】 銀座バー堀川 バーテンダー 今井 綾子

 

 


 

【受講者の感想】
男性Aさん
 銀座のBAR堀川の新進気鋭のバーテンダーである、今井綾子さんの講演を聞かせてもらいました。 その中で、若手のバーテンダーは今後のキャリアパスのパスポートとして、コンペに参加するそうです。予選があって、そこを通り抜けての本線。創作カクテルを何ヶ月もかかってつくるらしいです。
   お店が AM 1時閉店だそうで、そこから後片付けして帰って寝て、翌日開店前のお店を使っての創作作業。カクテルにポエムみたいなものを、添えなければならないそうです。ワインも飲みたいですね。
   これからのさらなる活躍、期待しています。

 男性Bさん
   今回は銀座のBAR堀川でバーテンダーとしてお仕事をしている今井綾子さんに「カクテルの世界」と題して、大変興味深いお話を聴かせて頂きました。
   食物栄養科を専攻し、管理栄養士となった今井さんが何故バーテンダーを目指したのか。ゼミで食物栄養科の教授との出会い、ゼミ活動の学生レストランの開業で食を通してのおもてなしや終末期医療現場での食を通じてのケア経験からBar(酒場)Tender(優しい、世話をする人)、酒場でお客様の世話をする人という意味のバーテンダーに憧れ、恩師の「やるからには一流でやれ」と背中を押され、師の紹介で現在の銀座のBAR堀川のオーナーと出会い、この道に入ったとのこと。
   バーテンダーの仕事は、主に3つ。①カクテルの提供②非日常の空間作りとサービス③仕入れや仕込み(9割方仕込みで決まる)、店内清掃などで、お酒の知識は勿論のこと、ホスピタリ ティ、英語力など多才な能力を必要とする大変な仕事であると知りました。よって、常に腕を磨く為にカクテルや仕事に関係する本を多数読み、自腹で材料を調達し、毎年技を競うコンテストに出場し、その準備に4ヶ月~半年を掛けているとのこと。 今井さんは、全国エリートバーテンダーカクテルコンペティションに参加して2年連続で準グランプリに輝き、現在も更に上を目指している。
   銀座のバーは私にとってはハードルが高く、外から看板を眺めるだけで映画の世界で見た空想の空間であったが、今日のお話を聴いてイメージが現実に近づきました。やはり、非日常のエンターテイメントの世界であり、カクテル一杯が凡そ2,000円前後であるのも確認出来ました。(やはり値段は気になる)
   実際に使う素敵なデザインの瓶に入ったジンやリキュール等の実物も拝見し、人気のカクテルの紹介や一日中立ち通しで腰がキツイ現実もある等、短い時間であったが、色々質問も出て大変楽しい時間でした。
   BAR堀川はカジュアルで賑やかなバーで食事(コンビーフサンドや冷麺など)も提供しているとのこと。いつか気の置けない友と行って見たいなと思いました。
   今井さん、次はグランプリ目指して頑張って下さい。我々の為に、重い荷物を持って銀座から池袋まで来て頂きまして有難う御座いました。



 女性Cさん
    銀座BAR堀川バーテンダー今井綾子氏による「カクテルの世界」についてのお話を伺いました。「銀座BAR」・「カクテル」どちらも、私の今までの生活においてご縁の無いものでしたが若い若い今井さんが優しく分かりやすくお話して下さり、お蔭様で緊張する事も無く、楽しく「カクテルの世界」を伺う事が出来ました。有難うございました。
    カクテルの種類は数千種類あるそうです。その中でスタンダードなものとフルーツカクテル等を簡単なレシピと一緒に説明していただきました。スタンダードカクテルはジントニック、モヒート、エスプレッソマティーニ。フルーツカクテルはパッションフルーツ、ブラッディメアリー、マンゴー。BAR堀川では、フレッシュなフルーツをふんだんに使うのが特徴となっており、ブラッディメアリーではアメーラトマトを2個、マンゴーカクテルではマンゴを1/4個も使うとの事。人気だそうです。
   氷へのこだわりのお話も 天然氷を実際に使うまでにいくつかの工程があり氷一つにしても丁寧に手を掛けている事を知りました。家庭でも簡単に出来る直ぐに溶けない固い氷の作り方も教えて頂きました。
   今井氏が22年、23年と2年連続で準グランプリを獲得した全国エリートバーテンダーカクテルコンペティションについてもお話いただきました。この大会は年齢28歳までのもので、今井氏も今年最後であったそうです。2年連続でというのやはり実力があった事と努力の賜物だと思います。大会には予選と本選があり予選通過後4か月後に本選があるそうです。自分のイメージするカクテルのレシピ作りや技術の鍛錬、カクテルに添える野菜や果物等で作る造形等、色々な要素があるようです。今井氏の22年作品はCHAPLET(花冠)で23年作品はSTARLILY(姫百合)。大きめのシェイカーで1人分だけでなく5人分を一度に作り、横並びのカクテルグラスに一往復で均等に作り上げるとの事。お仕事をしながらの合間で訓練するのですからすごい事です。
   その他、バーテンダーのお仕事を高める為に、リッツカールトンやディズニーの本など多数読まれるそうです。お酒の知識はもちろん英語力、ホスピタリティー、技術、接客対応、非日常空間作りとサービス、その他、仕入れや仕込み、店内の清掃等内容満載ですが、まだまだ上を目指して努力し挑戦していきたいと話されていました。
   今回の楽しいお話をお聞きして 若い方が夢に向けて挑戦している姿に応援したいと思いましたし、今井さんを訪ねてBAR堀川を訪ねてみたいと思いました。ありがとうございました。

 男性Dさん
   今井さんは、16枚の大作のパワーポイントを作成して、経歴、なぜバーテンダーになったか、銀座BAR堀川との出会い、バーテンダーの仕事とカクテルの種類、全国バーテンダー協議会と創作カクテル、その他ホスピタリティで心がけていることなど私たちが知りえない世界について紹介して頂きました。
   その中で、特に印象に残ったのは、学生時代のゼミ活動で終末医療現場に行ってケアの重要性に気づき、バーテンダーの仕事に憧れて、先生の紹介もあって銀座に勤めることになったそうです。
   また週休2日制になったのはつい最近で、それまでは週1日の休みしかなかったとのこと。今どきの若い人がそこまで頑張れるのは、バーテンダーの仕事を通して世の中に貢献したいという思いや、堀川オーナーへの尊敬、そして居心地の良い仲間がいるので頑張れるのだと思いました。
   カクテルに使用する天然氷は、そのまま使用すると、カクテルに入れるフルーツや野菜のうまみを吸ってしまうため、寝かせなければならないとのこと。また自宅で溶けにくい氷を作るには、コツがあるとのこと。ググってみると色んな方法が紹介されていました。
   また英語も勉強されているとのことだったので、どの国の人が多く訪れるのか聞いたところ、台湾とのことでした。特に台湾の女性は写真好きなので、それをSNSにアップすると、それを見た台湾人がやってくるようです。
   非日常のお話を聞かせてもらい得難い体験をさせてもらいました。

 男性Eさん
 「銀座
Bar堀川」のバーテンダー今井綾子さんをお迎えして「カクテルの世界」と題してお話していただきました。
   厳しい世界に飛び込み高い志のもと試行錯誤の末2022-23全国エリートバーテンダー・カクテルコンペティションに出場し準グランプリを2度獲得されるなど日頃の業務に加え新しい独自のカクテル開発に邁進されているお話とおいしいお酒を楽しむ術などをお聞きしまして、私達が日頃聞けない世界を十分に味わせて頂きました。
ありがとうございました。


女性Fさん
   銀座のBAR堀川と聞いただけで別世界、4か月も試行錯誤したというコンクールのカクテルレシピや氷へのこだわり等、とても新鮮なお話でした。一度でいいから準グランプリに輝いたカクテル「CHAPLET」「STAR LILY」を口にしてみたいと思う楽しい講義でした。
  今回の今井綾子氏のお話で一番印象に残ったのは、「人を喜ばせることを常に考えて研修している」という言葉でした。お酒の知識は勿論、ホスピタリティーや語学など様々な分野の本を読んで学び、現場で実践しバーテンダーとして頑張っていらっしゃる姿は素敵です。バーテンダーという仕事は、男性にとっても厳しい世界だろうと想像しますが、若い女性の身で挑戦していく今井さんにすごいパワーを感じました。
   お忙しい中カクテルの重い材料まで持参してお話下さりありがとうございました。今後の挑戦・ご活躍を楽しみに秘かに応援しております。




2023年7月18日火曜日

 

「お得 納得 中央区」~日本橋・銀座・人形町編~
バーチャル街案内 

 

 

【日時】2023715日(土)1000分~1130
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】   中央区観光協会特派員  松林 修

 

 


 

受講者の感想】
女性Aさん
 今日は松林先生に「お得 納得 中央区」~日本橋・銀座・人形町編~、バーチャルで街案内をしていただけるとの事で、とても楽しみにしていました。

   銀座の三越のところから埋め立てたところがわかる、あづま通りを抜けさせるために銀座シックスは建物が抜かれているなど、時折Googleマップの画像を使って説明してくださるのでとてもよくわかりました。
   台湾総督府の建物を建築した森山松之助が銀座アンリシャルパンティエの入っている建物を設計したなど、台湾と銀座の繋がりもとても興味深くお話を伺いました。
   江戸時代の日本橋を描いた「熈代勝覧」も本を回覧していただきありがとうございました。
   石川啄木の歌碑・コレド日本橋・貨幣博物館・荒汐部屋・水天宮・甘酒横丁などなどそして時折グルメなお店をご紹介いただくあっという間の一時間半でした。中央区の魅力をたくさん教えていただきとても楽しい時間でした。中央区観光協会特派員ブログも拝見致します。
   松林先生、資料をたくさんご用意いただき、貴重なお話をどうもありがとうございました。

 男性Bさん

   今回のセミナーは中央区観光特派員の松林修氏をお招きし、「お得 納得 中央区」~銀座日本橋人形町~特派員の知見を駆使したバーチャルツアーと題して私たちが良く知っている場所の知らない見どころをGoogleマップのストリートビュー等を用いて興味深いお話しをして頂きました。
   ご紹介頂いたコースをざっと辿って見ると、先ず銀座。銀座四丁目交差点は左右が下がっている。江戸時代の江戸前島の岬の突端だったことから左右が下がっているとのこと。(納得)
   地図を辿り、三好橋(三島由紀夫の「橋づくし」に書かれている)、木挽町(職人の街)、歌舞伎座から晴海通りを通り三原橋(三原橋地下街:地下街は日本文化の象徴とも)、あづま稲荷大明神(赤い幟に寄贈者の名前まで染め抜かれている拘り)、銀座SIX前(銀座商店街のルールでMAX13階迄としている)、そして文久3年開業の金春湯(銭湯:こんぱるゆ)、福沢諭吉ゆかりの慶應大学の社交場の交詢社、石川啄木の碑(瀧山町の朝日新聞に勤務していたから)、そしてアルマーニの制服で有名な泰明小学校から数寄屋橋界隈の色々な像の紹介、その中の「灯」長崎の平和の像を作成した北村西望作、森山松之助設計のヨネイビル(台湾の総督府を設計した人物) 、煉瓦銀座の碑(木と紙から近代的な都市を作ろうと銀座の真ん中に建てた云々)
そして日本橋から人形町へ、日本橋に麒麟像と獅子像、片方が口を開けて阿吽の呼吸を表している。日本橋三越の地下コンコースにある「熈代勝覧の日本橋」は必見の価値あり。日銀本店は金座のあったところ。
    甘党の方には、清寿軒のどら焼はお奨め。浜町のtakatoya!見学しやすい荒汐部屋、ギンビス本社ビル(銀座ビスケットの略)、水天宮、人形町の甘酒横丁(三大たい焼きの一つ、やなぎ屋、鳥忠のたまご焼)、兜町界隈(鎧の渡し)をバーチャルツアーで案内頂いた。
    普段何気なく通っていたところも知らないことばかりで大変勉強になりました。特派員は好奇心を持って色々調べることで一つのことが他への繋がりに広がっていく。今回はバーチャルツアーであったが、大変興味深く楽しい時間であった。是非今度はリアルに街歩きをしながら解説を聴きたいと思いました。
松林先生、ご多忙の中、有難うございました。協会特派員ブログでペンネーム「にゃんボク」で執筆されているとのことで、覗いて見たいと思います。

 女性Cさん

   中央区観光協会の松林さんに銀座、日本橋地区の隠れた見どころをバーチャルマップを使っておしえていただきました。
    銀座には買い物で行く程度で、ほとんど知識が無かったので街の成り立ちや、建物の魅力などガイドブックには載らないようなお話がとても興味深かったです。
    先生が甘党だそうで、美味しい甘味屋さんのガイドも魅力的でした。
    台湾に日本の建物が残っているのには驚きました。中央区には明治時代からの由緒ある建物がまだ残っています。古い街の建て替えが進んでいる昨今、耐震工事などして安全に後世に残してもらいたいと思います。




 女性Dさん

   中央区観光特派員の松林修氏をお迎えし「お得、納得中央区」と題し、三吉橋スタートで銀座編、日本橋スタートで日本橋編をGoogleマップとストリートビューを用いてバーチャル観光をやっていただきました。
   あずま通りを遮らないように銀座sixは建ててある。景観を損なわない為に銀座には13階以上の建物は建てないと住民同士で決めている等、銀座は住民の心意気が溢れる街だと知りました。
   かつて金座があった日本橋地区には魚がしがあったそうで、現在ではCOREDO日本橋もできて都会の中でも江戸を感じさせる街になってます。講師が甘いもの好きでお菓子情報もたくさんいただきました。色んな情報の中で私が1番衝撃的だったのは、「はたらけど、はたらけど…」で有名な石川啄木が日本3大クズの1人で、金と女にとてもだらしなかったという事でした。そんな自己中石川啄木の歌碑が銀座6丁目にあります。

 男性Eさん
   盛りだくさんの銀座、日本橋の街情報をご紹介頂きました。特に印象に残ったのが、江戸時代の商業地は日本橋であり、銀座は銀貨鋳造や木曳などの職人の街だったことでした。ギンビスの銀座ベーカリーでしか食べられないメニューや、日本橋の清寿軒の餡子が美味しいどら焼き、甘酒横丁のタイ焼き 柳屋です。
   また石川啄木がだらしない人であることは知っていましたが、まさか文豪三大くずの一人だったとは。(他中原中也、太宰治)
  その他情報は、中央区観光協会特派員ブログで知ることが出来るのも収穫でした。      https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/
  松林さん、いろんな情報有難うございました。

 男性Fさん

   中央区の観光特派員の松林さんに、中央区ガイド第一弾として、「銀座・日本橋」のガイドしてもらいました。Google Mapを活用したガイドで、内容が盛りだくさんで、時間の経つのも忘れてしまいました。
   かつて中央通り沿いの会社で勤務していたので、よく通っていたはずなのに、日本橋の麒麟像は素通りしていました。また、放送大学の講座で江戸文化を学ぶというのがあり、熈代勝覧は教材として(一部のみコピー)使用したので、興味がありましたが三越の地下で展示されているとのこと(昨年かららしい)。麒麟像も含めて、今度じっくり見に行こうと思っています。
   大変楽しいツァーガイド、ありがとうございました。第2弾の「築地・月島偏」が楽しみです。

 


2023年6月18日日曜日

 

医療制度とクスリ~上手な付き合い方

 

 

【日時】2023617日(土)1000分~1155
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】   薬系キャリアコンサルタント
                斎藤 由紀夫

 

 

 


【受講者の感想】
女性Aさん
 今日は薬系キャリアコンサルトの斎藤由紀夫氏による講演でした。
   「キャリアの80%は偶然の出来事によって形成されている」。この言葉は今までの人生を振り返ってもそうだなあと実感しています。努力して足掻いて掴もうとするものもありますが、そうではなく時に身を任せて偶然の出会いが人生を大きく転換させることもあると思っています。

   今日はまず年金制度を中心にさまざまな社会保障制度をやさしく噛みくだいて解説いただきました。制度も度々変更され、また申請主義であるので良い制度も活用できなくなってしまいます。
   日本の国民皆保険、高額医療費制度はとても素晴らしいと思います。これらの制度を維持していくためにも、リフィル処方やジェネリック医薬品の活用は必要ということが理解できました。
 最後に池江璃花子さんの言葉をご紹介いただきありがとうございました。学びの多い二時間でした。ありがとうございました。

 女性Bさん
   斎藤由紀夫氏の講義は、氏、自ら人生を前向きに生きられているので、説得力がありました。特に計画された偶発性には、本人の主体性と努力。好奇心、こだわり、持続性。柔軟性。楽観性。積極性。冒険心が伴うに、共感です。
   「ああそうなんだ俱楽部」の皆さんが、持っている共通点だなと思いました。
   「医療制度とクスリ」初めて知る事がありました。「医療制度の仕組み」、何となく概要が掴めました。ジュネリックに3種類あること、参考になりました。これから、歳を重ねる度に、もしかしたら薬を処方される事になるかと思います。その時、とても役立つ情報です。
   大変有意義な情報、ありがとうございました。

男性Cさん
   本日は「医療制度とクスリ~上手な付き合い方」というタイトルで斎藤さんの講演を聴かせてもらいました。
   タイトルとは多少違って、年金の話が主体でした。漠然と知っていた年金繰り上げや、医療保険の詳しい内容をわかりやすく説明してもらい、大変勉強になりました。ありがとうございました。
   次回講演があれば、クスリがらみとして、薬局の各種管理加算の問題と、本当はちゃんと取り組んでもらいたいポリファーマシーや高齢者への服薬管理の事を教えてもらえればと思いました。

男性Dさん
   自己紹介の中で、日経新聞・自分史講座を受けられ30話を完成されたとのこと。私の人生を振り返って転機は45回あったけれど30話も作れないので、斎藤さんの人生の濃さに驚きました。
   またスタンフォード大学の心理学者であるジョン・D・クランボルツ教授の「計画された偶発性理論」も、紹介して頂きました。その理論で重視される行動が、好奇心・持続性・楽観性・柔軟性・冒険心だそうです。これらは、行動を維持させるために必要な要素なのでしょう。意識することによって活性化させられるかもしれません。
   その他、「マイナンバーカードと健康保険証のひもづけ」「かかりつけ医が普及しない背景」「流行る開業医とは」「寝食を忘れて働く2割の勤務医が何故生まれるのか」「内科医には2タイプおり、消化器系と循環器系では得意分野が異なる」「ジェネリック医薬品は成分特許が切れていても3タイプある」「医薬品の成分は数パーセントで、大半が添加物」などをご紹介頂きました。
   中でも「働きアリの2割はサボっている」の話しを聞いて、パレートの法則流に考えてみると、2割のサボっているアリ達が、組織維持上重要な役割を担っていたのだと再認識しました。
   本日は、いろんなヒントに富んだお話をして頂き有難うございました。





女性
Eさん
斎藤氏のお話は、今の自分にピッタリでとても勉強になりました。
   まず、53歳で早期退職されてからの活動に驚かされました。ご自身のやりたい事と社会に貢献していく事がマッチしていて、積極的な姿勢に感心いたしました。
年金制度も医療制度も次々と制度変更され、知らぬ間にちょっとした浦島太郎状態です。年金から天引きされている住民税、23区での税率差など気にかけた事もありませんでした。オーソライズドジェネリックなど新しい知識も得ることができ、視点を変えて物事を見るヒントも与えていただけました。
 お忙しい中お話下さりありがとうございました。

女性Fさん
   今回の講師は以前にもお話いただいた薬系キャリアコンサルタントの斎藤由紀夫氏。「医療制度とクスリ〜上手な付き合い方」と題してお話していただきました。
   健康保険証はマイナンバーカードと一体化の為今後使えなくなります。2022年度だけでも色んな制度が変更され、これからも色んな制度が変更されます。高齢化と共に医療費はひっ迫するのは仕方がない事。でもお金は降ってこない。なので年金や社会保険と上手に付き合わなくてはいけません。今回のお話で知らなかった制度がたくさんある事を実感しました。    このお話の前に53歳で早期退職しキャリアを積んだ斎藤さんの自己紹介がありました。「キャリアの8割は偶然の出来事によって作られる。良き偶然に出会う為に①好奇心②こだわり・持続性③柔軟性④楽観性⑤好奇性・冒険心を持つ」この言葉がとても心に突き刺さりました。

女性Fさん
   薬系キャリアコンサルタントの斎藤さんからお話を伺いました。
   年金や税率の事等ご自分が実際困って調べられた事を教えていただきました。これから年金を受け取る私はいつから受給したらいいか迷っていたので良いアドバイスだったと思います。パート時代も、もう1時間多く働いていれば失業保険を受け取れたのにと気づく事もありました。
  心に残ったのは、偶然とキャリアの関係性で良いキャリアを見つけるには、好奇心、柔軟な考え、楽観視、持続性、冒険する事の5つ。だんだんいろいろな事を面倒くさいと思い始めた自分がいるので、この5つをもっと極めたいと思います。