「豊島区の震災復興について」
【日時】2024年9月28日(土)10時00分~11時30分
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】 豊島区都市整備部 都市計画課
恩田 剛志 係長
【受講者の感想】
男性Aさん
震災対策として予防、応急、復興があり、今回は復興についてお話頂きました。復興には復興マニュアルとそれに関する条例があり、区民と区が協働して進めることになっている。
震災復興マニュアル https://www.city.toshima.lg.jp/296/machizukuri/toshikekaku/shisaku/fukko/documents/toshimaku_shinsaihukkomanual_honpen_1.pdf
町内会に、すべての住人が参加しているわけではない。そうした人たちにどう働きかけていくのか。また外国人が多い豊島区として発災時に必要な情報が伝達されるのかとの心配が受講者からのご意見がありました。
ニュースで熊本県や能登半島の状況を見ているものの、実際に発生した時には全く足りないことを、本日の講義を通じて感じました。
今日はとしま出前講座「豊島区の震災復興について」のお話を伺いました。コロナ以前は2年に一度「震災復興まちづくり訓練」が行われていたそうです。
自分が住んでいる場所の危険度と避難所マップを確認しましたが、マンションも多く人口密度が高い豊島区民全員が各避難所に行くのは無理があるそうです。数日分の水や食料は各家庭で必ず備蓄しなくてはと強く思いました。
アニメーションでは防災に強い街づくりのため、広い道路の確保と商業、住宅、工業地域を分けるなど災害後の都市計画について学びました。都市計画は何十年も先の未来の街を考えて計画していく、ここのところをもう少しお聞きしたかったです。
今日はどうもありがとうございました。
本日の講座は豊島区の都市計画課の恩田様の「豊島区震災復興について」でした。
資料とご説明をいただき、区ではきちんと震災後について対策を立ててくださっているのだなと有難く思いました。
ただ震災前、震災直後、震災復興で担当部署が異なるのでしょうか。区役所内で連携がとれているのかなと少し不安になりました。
昨年、都から東京防災2冊が配られました。素晴らしい内容です、でもあまりに詳しすぎて読まずに本棚にしまった人がほとんどです。お願いします。本当に最低限必要な備えと震災直後どうすべきかを用紙一枚で、多言語で外国人に配ってください。日本人はなんとかなります。
もし今夜、首都直下の巨大地震が起きたら生き残れるだろうか?家は倒壊するだろうか?そんなことは考えたりもするが、本日の出前講座「豊島区の震災復興について」を恩田氏から伺うまでは、豊島区の震災復興について全く考えてもいませんでした。
ですので、区の地図上での「豊島区事前復興ビジョン」は驚きでした。高齢者や外国人の多い豊島区ならではの課題、木造住宅密集地の課題も知りました。
『誰もが安心・安全に住み続けられるまちつくり』について、区民の一人として意識していきたいと思います。この出前講座を受ける前と後では、自分が備えるだけの防災減災から震災についての考え方が広がりました。ありがとうございました。
豊島区震災復興についての講義、ありがとうございました。
30年以内に必ず来ると言われているのに、現実は、懐中電灯、水、簡易トイレ程度の準備しかしていませんでした。先ずは命を守る事が一番ですが、備えあれば憂いなし。
今回の講義で、ご近所とのつながり、町会の避難訓練、避難ルート、そして、その時の情報を得られるかが重要だとわかりました。前向きに取り組もうと思います。
貴重な講義、ありがとうございました。
男性Fさん
豊島区都市計画課さんの災害に強い町作りの講演を聞かせてもらいました。
道路が狭いなどの地域が災害を受けたとき、再興にあたって各戸バラバラに行うとまた災害に弱い地域になってしまう。そこで、都市計画課でエリア全体を最適な形で再配置(再設計)して、災害に強い街に作り替える。
豊島区では何カ所か木造の狭小住宅が密集している場所があり、当該エリアが被災したら、作り替えるらしい。そのためには合意形成が必要だが、ビデオにあった町会長みたいな、まとめ役が必要とのこと。現在では町会はお祭りの時以外は、存在感がない感じがする。合意形成は困難な道であろうと思われる。
本日の「豊島区の震災復興について」に参加して学んだことは、復興の基本理念である。
・区民の方々と区が協働して復興を進める
・事前に準備して復興に取り組む
レジュメには、"大がかりな復興が不要なまちにすることが、もっとも重要です"と書かれていて、そのためのまちづくりや人育てがなされていると感じるのですが、個々の関心度の向上を促し、自治体のありようや豊島区内の外国人の比率・高齢化などについて個人の身の回りでの疑問点や問題点を洗い出し、声として届ける"協働"作業があってこそ復興の準備が確実なものになるのだと感じました。
自分の小さな一歩として、このセミナーに参加して自分の知らない現状を講師や参加者の方々から学ばせていただいたことは、とても学びになりました。
講師及びご尽力くださる皆様ありがとうございました。
今回は豊島区の出前講座「豊島区の震災復興について」を都市整備部都市計画課の恩田氏に解説頂きました。基本理念は「区民の方々と区が協働して復興を進めること、事前に準備して復興に取り組むこと」とのこと。
まちづくりの将来像を前提に被災後の地区別の復興方針を今後検討していくとのこと。現在区がリスクが高いと想定した地区から訓練を開始し、まち歩きによる危険箇所の認識から復旧•復興方針を検討し、復興の進め方とまちづくり方針案を地域の住人と行政と専門家を交えて検討し、その成果を報告する会を行ったとのこと。来年度に6回目を予定しているとの説明。この結果を見ると対象地区の長崎4・5・6丁目地区で約6ヶ月掛かっており、来年度は駒込地区を予定しているとのことだが、このようなことが行われていることは初めて知った。
過去の震災被害状況からおもに木造住宅が密集し、緊急車両も入れないような細い道路に囲まれた地区をハイリスク地域として想定していることが伺える。今回の話しで感じたことは、災害対策として水や食料の備蓄等は認識されているが、いざという時の非難タイミングや具体的な非難場所等実際のアクションに結び付くようなアクションプランは認識していない。区の訓練シミュレーションもほとんど浸透していないと思料する。
区と住民との協働体制づくりや地域のネットワークづくりが急務と思える。地域のコミュニティである町会も現在では共同住宅•マンションも増え、外国人も多い区の特性を鑑み、ネットワークづくりも多様化が必要となる。災害発生時には地域住民の助け合い•ネットワークが重要なことは言うまでもない。行政の啓蒙活動や具体的なアクションに繋がる呼び掛け等をもっと行う必要があるのではないか。
首都直下型地震が起きたら、恐らく想像を超えるような被害と混乱が起きるものと思える。少しでも冷静に、そして復興に取り組めるようなアクションプランが出来れば良いと思います。
本日は区の取り組みの話しをありがとうございました。