神社に関するお話
【日時】2021年3月27日(土)14時30分~16時00分
【場所】池ビズ4階 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】 長崎神社宮司、田中 正雄 氏
【受講者の感想】
長崎神社の宮司さんのお話と言う事で楽しみにしてきました。実は知らない事だらけでした。氏神様はその土地に住んでいる人々を守っている、神にお願いや、お礼をする事がお祭りで、それは季節毎にあリ、日々神に取り次ぐ事が宮司さんの役目である。神道に修行はなく清める為の禊はある事。驚いたのは神社には開祖がいないという事。御神体自身も明かされない神社が多く、他社は他社、その神社をお守りしている宮司がその神社では一番トップである事。
自然発生的に伝統として受け継がれて来た事がそれぞれ正しいので今日まで続いて来ている。理由よりも続いて来ている結果が正しいという考え方に目からウロコでした。お稲荷さんが商売繁盛の神である事。お米が1粒で沢山実を結ぶ事から来ていて、神様の使いである狐がお米の天敵のネズミを取る事で祀られた。デパートの屋上でお稲荷さんがあるのはそういう理由だとか、神様のことは「柱」とお呼びするとか。だから鬼滅の刃でリーダーの事を「柱」と呼んでいたのかとか腑に落ちることはがありました。5円は5円。15円は15円の価値でご縁があるから5円玉でというわけではないことなど、面白かったです。
男性Bさん
もっと神社について調べてみたいと関心を呼び起こすお話をして頂きました。キリスト教や仏教はビラミット組織になっているけれど、神社は形の上では神社本庁がトップのように言われていますが、実際は個々の神社は独立しており、御神体に拝することができるのはその神社の宮司のみだそうです。
また多くの神社では宮司だけでは食べていけずサラリーマンなど兼業する人たちが大半なので、東京都江東区の富岡八幡宮の資金力は別格だそうです。また富岡八幡宮のような世襲は珍しく、一般的には神道系の大学にある専門学科や神職養成講習会や神職養成所に通うなど、サラリーマンの子息も宮司になれるようです。多分女性の宮司は1割前後ではないかとのことでした。その他にも興味あるお話しが満載でした。
男性Cさん今回は長崎神社の宮司さんに神社について多岐に亘りお話頂きました。
毎年初詣に行く氏神様で身近な存在でしたが、知らないことばかりで大変勉強になりました。意外だったのは他の宗教のように開祖がいてピラミッド構造の組織があり、悟りを得る為に厳しい修行を行うといったことは神社には無いとのこと。基本的に世襲であり、地域性を継承しており、いろいろ仕来りは異なるとのこと。
神社は、地域の守り神であり、氏子との結び付き・関係性が強い(特に地方において)ことが影響しているのではと自分なりの解釈をしました。 賽銭は5円=ご縁と掛けて験担ぎをし、5円と15円はどちらが良いかとの問いに対しては、神社側はあくまで5円は5円、15円は15円ということだそうです。要は本人の気分次第ということか。
今回いろいろ教えて頂いたので神社への興味や氏神様の長崎神社にも更に親近感がわきました。これからもご縁を大切にしたいと思います。貴重なお話しを有難うございました。
男性Dさんまず初めに、田中宮司様に唐突に無理難題をお願いし快く講義依頼をお引き受け いただき深く感謝しております。今回の詳細な講義をお聞きして自身が思いましたのは、受講者もシニアが多く、かつ地域活動にも参加の経験もあるメンバーが殆どです。しかし今まで神社仏閣は訪問・参拝の対象ではありましたが、夫々の住む地域の歴史や物語と密接に繋がる生活空間としてリアルに感じてはいなかったのではとの思いを強く感じました。
今現在、地方創生などと都市と地方の役割や歴史を一方的な視角から論じる論議がなされていますが、それはあくまでも政治的なリクエストであるのではないかと思います。東京都民でも江戸育ちもいれば地方出身者もいて大きな坩堝でありますが、日本の首都であり世界有数の都市でもありますので夫々が周りを見渡し、身近な議論だけではなく国際的な都市に住む我々個人が近隣の神社仏閣との関係をもう一度見直す必要があるのではと思いました。
長崎神社を訪れるだけでも日本や地域の近現代史を見たり又実感できますし、その実感を次世代に良い意味での伝承を図ってゆくことが非常に大切な時期になっていると考えました。その意味で今回丁度良い機会を与えて頂き誠にありがとうございました。
男性Eさん長崎神社の宮司さんが、長崎神社の概要とお祭りについて詳しく説明してくださいました。 神社について漠然と分かったつもりになっていましたが、改めてお話を聞くと、知らないことばかりでした。特に年末年始の行事について、詳しく説明してくださり、大変勉強になりました。榊の西日本説はどこかで聞いた事がありましたが、本殿と拝殿の構造や位置の話や、ご神体についての説明は為になりました。本当にありがとうございました。 その他ですが、神職のキャリアパスの厳しさの件は、国レベルの前に地域として考える必要があるのではと思いました。
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