「シリア共和国へのJICAボランティア体験を通して」
~ (難民の背景を持つ)シリアからの留学生との交流から学ぶこと ~
【日時】2024年9.20月日(土)10時00分~11時30分
【場所】池ビズ4階・地域活動交流センター会議室
【講師紹介】 桑田 和幸 氏
JICAシニアボランティア(シリア) 経験者
シリアOV会 会長
【受講者の感想】
男性Aさん
本日はJICA のシニアボランティアをされていた桑田さんに、シリア留学生支援に関わるお話をうかがいました。桑田さんの経歴で封止材のお話をされていて、私とかなり近い感じであったと思います。その後、シリアに品質管理のインストラクターの立場で行かれていたとのこと、随分とご苦労があったと思います。それが、昨年の政変でその工場が荒らされて、操業が出来なくなったとのことで、さぞ残念であったと推察されます。その後、シリアの留学生のサポートや大学受験の指導をされているとのことでした。
その場で質問させてもらいましたが、日本人なら「郷に入っては郷に従う」ところですが、こんな意識を持っているのは日本人だけのようですね。特に、ムスリムのかたが日本で暮らすというのは、非常に難しいようです。今後もご苦労が多いと思いますが、活躍を祈念します。本日は、貴重なお話大変ありがとうございました。
男性Bさん
9/20恒例のゼミナールを受講しました。
今回の講師はJICAシニアボランティアとしてシリアに派遣された経歴を持ち、シリアOV会(OB-OG?)会長の桑田和幸氏です。自己紹介の中で現役時代を通じて海外勤務(品質管理など)をされ仕事=企業=日本への貢献との理解から邁進されたとのお話からは自身とほぼ同世代でいい事ばっかりではない海外勤務を経験されたあのころの日本人駐在員の正直な振り返りと受け取りました。
いままでJICA経由のお話を聞くのは3回目?ではないかと記憶しておりますが今回は現地の生活体験中心のお話ではなく、現地での体験ー帰国後の赴任地の政変(アラブの春)ー多くのシリア人の難民化ー日本でのシリア人留学生と交流ー2024年さらなるシリアの混乱=政変という長いスパンでシリアとのお付き合いという物語をお聞きしましたのが深く印象に残りました。
また医師志望のシリア女性が日本の医師国家試験の壁に苦渋する姿と自らのビジャブ装着が日本人患者に対して壁になるのではと心配したが周りの理解が得られるのではとの物語などを通して、多くの日本人にとって国際化=多くの外国人との付き合いをこなしてゆくことと政治(現状日本の立ち位置の理解度、行政制度の在り方、党派的政治利用・喧伝等)のハンドリングが改めて大切だと感じました。
今回の桑田さんも現況について大変冷静な捉え方を採っておられましたがメディアとは違い日常の活動からの視点でのお話は非常に説得力を持たれていました。
今後のご活躍をお祈り申し上げます。ありがとうございました。
女性Cさん
桑田さんのJICAのボランティア活動、大変立派だなと思いました。
私自身、会社を退職してから何かボランティアをしたいと思い、JICAのシニアボランティアを目指し、日本語教師養成学校へ通いました。日本語教師の資格をとり、さて、JICAへ応募しようと思った時、世の中は、あっちこっちでテロがあり、海外ボランティアを諦めました。
同じ学校で知り合った友達は、ソマリアへ行きましたが、私には勇気がありませんでした。それで、市が主催する日本語教室で、個別で教えるボランティアを20年間しました。桑田さんのおっしゃる様に、教えているのではなく、彼らから異文化を多く学びました。今尚、活躍している桑田さん、素晴らしいなと強く思いました。
どうぞこれからも体に気をつけて頑張って下さい。
女性Dさん
桑田講師は、幼少期より海外で活躍することこそが「国際化を担う日本人の姿」であると信じ、多国での勤務を経てシリアにボランティアとして滞在されたとのことです。
「シリア」と聞くと、まず「内戦」を想起します。しかし実際には、国内の対立のみならず、ロシア・イラン・アメリカ・トルコといった諸外国の介入により、事態は一層複雑化しており、国際情勢の変動に伴い不安定な状況が続いています。桑田講師のお話や、人物写真公開の困難さに触れる中で、シリアの現実の危機感と緊張感を改めて実感することができました。
また、日本では2017年以降、国費および民間資金により、難民の背景を持つ留学生の受け入れが制度化されました。講師からは、来日したシリア人留学生の生活や就労、学業の実態についても具体的に伺うことができました。シリアは中東地域において比較的高い教育水準を誇り、識字率も高く教育熱心さが特徴であるようです。
桑田講師の豊富な経験とご尽力に裏打ちされたご講話は、私自身が「井の中の蛙」であることを痛感させ、国際社会に目を向ける視野の拡張を強く促すものでした。かけがえのない貴重な学びの機会をいただき、心より感謝申し上げます。
女性Eさん
9月20(土)10時からああそうなんだ倶楽部セミナーを開催しました。
「シリア共和国へのJICAボランティア体験を通して〜難民の背景を持つシリアからの留学生との交流から学ぶこと」と題し、JICAシニアボランティア経験者、シリアOV会会長の桑田和幸さんにお話をしていただきました。
ずっと内戦があっていた怖い国のイメージがあるシリアですが、桑田さんが行かれてた頃は平和で日本からの支援はとても歓迎されたそうです。帰任後「アラブの春」の流れで内戦状態に。
2017年より日本でもシリア人難民の受け入れが始まりました。桑田さんはシリアでの経験をいかして、日本で生活しているシリア人との交流や支援をする事によりご自分の生活も潤いのあるものにしてらっしゃいます。日本はこれから人口が減る一方です。移民受け入れの本格的な議論をしなければいけない時期に来ていると思います。日本へ来るシリア人はやはりアニメ好きだそうです。
男性Fさん
今日のお話を聞いて、シリアが親日国だと言うことを初めて知り、どのような経緯で親日になったのかとの興味がわきました。また「弱い者への思いやりの精神」「異国人の受け入れの暖かさは日本人以上」とのことだったので、益々シリア人に興味を持ってしまいました。
桑田さんはシリア人学生さんの進学や就職等の支援をされているとのこと。豊島区の外国人比率は2025年1月時点で12.3%とのことですが、私は昨年マナビトのゼミで中国人と接する機会があり、南池袋公園の芝生の上でランチ、そして鬼子母神周辺を散策しましたが、第2弾が思いつきません。
話が変わりますが日本が移民を受け入れるには、まず日本人の軸をしっかり持たないと漂流してしまうように思います。現状、それを制度だけで守ろうとしているので、受け入れ態勢が整わないように思えてなりません。今日のお話は、そんなことも考えされてもらう機会になりました。
どうも、有難うございました。
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