2019年12月24日火曜日

浮世絵に見る江戸美人達の秘密

浮世絵に見る江戸美人達の秘密

【日時】20191221日(土)1015分~1145
【場所】池ビズ6階 第三会議室
【講師紹介】ポーラ研究所シニア研究員の村田孝子氏


【受講者の感想】
女性Aさん
地域交流センター運営協議会と豊島区共催で「浮世絵に見る江戸美人達の秘密」の講座を開催しました。今回の講師はポーラ研究所シニア研究員の村田孝子氏。
浮世絵に描かれている江戸時代のファッションリーダーの一員である遊女達の化粧、髪型、衣装からその時代を読み解いていただきました。いつの時代も女性達は美しく見せる努力をします。白粉化粧に鉛や水銀が使われ(どう考えても身体に良くない)、紅化粧は金と同じ値段だったそうです。先生のお話を聞き、浮世絵を見に行った時にはその着物の柄、化粧の仕方、髪型、周りに置かれている物をしっかり観察して楽しもうと思いました。

男性Bさん
浮世絵の鑑賞ポイントは髪型、着物の柄を見ることだそうです。江戸時代前期、中期、後期にそれぞれの特徴があり、時代とともに髪型の種類が増えたようです。また化粧法は赤、白、黒が基本で、江戸時代後期にはグリーン色の口紅も流行ったそうです。唇が緑色は不健康そうに見えるのに、流行の力は凄いですね。変なものと言えばお歯黒もそうです。私は何故不気味な口元にするのだろうと以前から思っていました。先生の解説では既婚女性が心変わりしない貞節の印として染めていたそうです。またお歯黒の材料は臭かったため、ご主人が目覚める前に塗っていたそうで、江戸時代の女性は大変だったのですね。
また先生の観察法はマニアックで、浮世絵に描かれているちょっとした小物にも注目されており、何故それが描かれているかも解説して頂きました。

男性Cさん
「浮世絵から見る江戸美人たちの秘密」と題したポーラ文化研究所シニア研究員の村田孝子先生に浮世絵に描かれた江戸時代のファッションリーダーである遊女の化粧、髪型、衣裳などの特長や江戸時代の前期から中期、後期に至る変化の特長を解説頂いた。何れも初めて知った内容で、大変興味深く聴きました。今日の解説を聴いてからは、浮世絵の美人画をただ眺めるだけではなく、着物の模様や帯の幅、周辺に描かれている小物類など気に止めるようになると思います。今回は受講者の数も多かったので、聴くだけでしたが、一つ一つ気になることを質疑しながら進んでいく形式だともっと興味を深められたのではないかと思いました。
大変興味深いお話しを有り難う御座いました。



【アンケート】(ちかこイベントクラブまとめ)
セミナー受講後の感想・興味を持ったこと
・浮世絵展に何度か行って楽しんでいたので、さらに視点を変えて見れて面白かった。
・江戸時代の細かい風俗が浮世絵からわかってきたのが楽しかった。着物の柄に着目した
ことがなかったのでこれから見てみようと思った。
・浮世絵展を見てみたいと思った。
MOA 美術館などを見に行こうと思った。
・時代によって髪型が変わっていくのが興味深かった。
・江戸期について興味が深まった。
・浮世絵に描かれた髪や顔、衣装等の時代の変化。

自由意見・感想等
・専門家の話はとても興味深くおもしろかった。また参加したい。
・美人絵をたくさん見せてもらい大満足だった。
・密度の濃い話だった。
・初めての参加だったが楽しかった。
・江戸時代の女性の風俗・風習が化粧髪型を通してとても面白かった。
・今度浮世絵を見るときは細かいところにも目を向けようと思った。
・話が面白く、ユニークで楽しい時間だった。
・時間が短かったのが残念だった。

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