豊島歩こう会の足跡と歩くコースの作り方
【日時】2020年11月21日(土)13時30分~14時55分
【場所】文京区立 肥後細川庭園 1階和室
【講師紹介】豊島歩こう会会長 吉越 公治 氏
男性A
豊島歩こう会の吉越会長にその誕生と足跡をお話し頂いた。先ず驚いたのは親子2代に亘って1966年8月の第一回開催から半世紀以上も続いていること、1745回例会を数え、年明け1月まで1751回例会の予定が組まれている。
この長寿の秘訣はなんなのだろうか?
吉越会長のお話しを聞いて腑におちた。一言で言えば、参加者への配慮が十分に為されていることかと思いました。程よいタイミングでの休憩タイム、女性の為に綺麗なトイレがある休憩場所の選定やコース途中に大きな通りの横断がある場合の横断者の安全性の確保の重視、信号点滅時は渡らない・信号待ちの滞留や逆に分断が起きないようなサポート等を徹底されている。このようなことから長い歴史の中で交通事故は一回も無いとのこと。(会長もこれは自慢できるとの弁)また、興味深いお話しはチラシに記載の距離表示について、 10kmを越えると参加者が少なくなるの で10kmを越えない表示とすることもある。(実際は10km以上歩いている)
ああそうなんだ倶楽部の歩く会も吉越会長のノウハウが当倶楽部のN氏に継承されており、参加者への配慮は為されているが、今日初めて吉越会長のお話しを伺うことが出来て、半世紀の長きに亘り連綿と初代会長からの五訓が活きていることを実感致しました。
吉越会長、貴重なお話しを有り難うございました。
男性B
西川さんも云われていました「豊島八十八ヵ所巡り」でお世話になった吉越さんの講演を聞きました。入口でジャケット姿で待たれていたので、誰だか分かりませんでした。先日、お台場で久しぶりにお目に掛かかりましたが、以前と変わらない感じでしたが、服装で違いますなあ。
講演で、父親が始めたあるこう会を引き継いだことを初めて知りました。これは出来そうでなかなか難しいことです。お話では親とは違うアプローチで、人が喜ぶのが楽しいと続けていらっしゃるようです。
いいお話を聞かせてもらいました。
豊島歩こう会は昭和41年8月から月3回開催、通算1745回も開催されているそうです。下見やコース作り、参加者募集を考えると驚異的な開催回数です。それが可能となるのは、吉越さんは地図を広げてコースを設定すると本番に臨めるからです。私たちも歩く会を開催することがありますが下見は最低2回、目印がない場合や複雑なコースの場合、さらに下見を重ねないと当日スムーズに運営できません。コース作りでは季節を感じられる場所や雰囲気のある神社やお寺を組み込んで全長10キロを目安に作られ、心に残ることを心がけているそうです。各回参加者数は50~100名(最大260名)で、その内会員さんは35名くらい、残る20~60名は非会員とのことでした。
元々歩こう会は吉越さんのお父様が始められ、吉越さんは中学3年の時に初参加。平成7年よりお父様の後を引き継ぎ現在に至る。会の五訓は、
①歩こう会に参加して体力を増強しよう
②歩こう会に参加してストレスを解消しよう
③歩こう会に参加して歴史と文化に親しもう
④歩こう会に参加して友達を作ろう
⑤歩こう会に参加して道路交通意識を高めよう
会参加者の最高齢は男性86歳、女性89歳。益々のご発展をお祈りいたします。
女性Dさん
11月21日(土) 13時半から文京区細川庭園内の松聲閣にて恒例のセミナーを開催しました。講師は豊島歩こう会会長の吉越公治さん。54年前に立ち上がり(吉越さんのお父さんが立ち上げ)現在第1.2.4日曜に開催しています。今迄に1745回開催しているのに怪我人も出さず、今日にいたります。
コースを作る際、感動を与えるものをと心がけていらっしゃるそうで、初めての場所は必ず下見に行き、トイレの場所やコンビニの場所を確認するそうです。これだけのコースを毎回考えるのはとても大変じゃないかと思いましたが、コースを作るのが好きだからやれるとのこと。現在の参加者の最高齢は89歳。毎回約10kmのコース。最初は大変でも慣れるそうです。モットーは「人の一生は重荷を背負うて遠き道を往くがごとし、急ぐべからず」(徳川家康の遺訓) ウォーキング好きの私ですが、またまだだなと思いました。
男性Eさん
今までの講座では仕事・研究・体験関連の講座が多かったと思われるが、今回・趣味にて、長く継続している、参加者も数多い団体の指導者の方の登壇は非常に興味深いお話でした。長い歴史の中では山あり、谷ありで、またメンバーを率いるうえでの悩みもあるのではと思いましたが、そんなことは微塵も感じさせずサラーとお話しされるお姿は1966年以来の長い歴史と経験に裏打ちされた自信を感じさせました。
今後のご活躍をお祈りしております。ありがとうございました。
「広報としま」毎月11日号に「豊島歩こう会」の案内が載っています。来月はどこに行くのかなぁと、いつも楽しみに拝見していました。今回、吉越公治氏のお話を聞いて「スゴイ!」と驚いたことが4点あります。
①1966年(昭和44年)誕生の55年の歴史を持つ会であること。
しかも、お父様の吉越四郎氏から受け継いだ父子2代の会であること。
②「歩こう会」が月3回、第1,2,4日曜日に開催されていること。
ほぼ毎週のようにコースを決め歩かれている、そのエネルギーにビックリです。
③今まで1745回実施されて、交通事故が0ということ。
どれだけ丁寧に下見され、大勢の人の動きを想定して計画されているのか、想像を絶します。
④女性に配慮してコースを立てていること。
参加者も女性が多いので、トイレ・歩く距離・休憩・昼食など女性目線はさすがだと思いました。
吉越氏の「歩くとは人生そのものと考えます。(中略)歩くことの楽しさを知り、生きることの素晴らしさを感じてください。」の言葉に歩こう会の哲学を感じ、大勢の方が参加されている訳を知りました。貴重なお話をありがとうございました。
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