2022年7月16日土曜日

 

古今東西 化粧の歴史

 

 

【日時】2022715日(土)1000分~1130
【場所】池ビズ4階 地域活動交流センター会議室+Zoom
【講師紹介】 元ポーラ文化研究所 シニア研究員 村田 孝子

 

 


 

【受講者の感想】
男性Aさん
  今日は、元ポーラ文化研究所の村田孝子先生に「古今東西 化粧の歴史」について(日本編)を中心にお話し頂き、後半に西洋編として日本の文化の違い、時代の変化による髪型や衣装、化粧の変遷等を絵や写真等でビジュアルに解説して頂きました。
   日本の化粧の歴史は、赤白黒の三色で構成される構成される。赤のイメージは、真っ赤な太陽がイメージでき、歴史的にも縄文時代の赤色漆塗り櫛、埴輪の赤化粧、藤の木古墳の石棺内の朱や仏画や仏像の口紅、そして浮世絵に描かれた美人画の紅花の赤い口紅や明和の頃には赤い下着等が洒落ていた。
   また、白のイメージは雪景色の清潔、純粋、婚礼衣装の清楚なイメージで、鉛白粉や貝胡粉での平安時代上流階級の男女の白粉化粧、室町時代は額だけ白粉となり、白化粧は今へ繋がっている。
   そして、黒のイメージは眉とお歯黒が特徴。お歯黒化粧は成人の印で結婚を機にお歯黒とした。日本だけでなくベトナムにも同様にあった。
  このような歴史は、浮世絵を細かく観察すると絵の中にその時代を反映したものが描かれている。髪型、口紅、衣装や小物に背景等。村田先生は浮世絵をただ眺めるのではなく、細かく観察して見てほしいと仰ってました。

西洋編は、古代エジプト、クレタ、古代ギリシャ、ビザンチンからルネッサンス等への時代の変遷や文化の違いが髪型の変化や化粧衣装の違いに表れている。
   やはり洋の東西を問わず、化粧の歴史は富と権力の象徴でもあり、自身のアイデンティティを高めたり、美への飽くなき追求の歴史と思える。
   村田先生の講義は2回目出ましたが、今回も特に浮世絵の観察は大変勉強になりました。今日は大雨の中、ありがとうございました。

男性Bさん
  化粧の推移を日本、西洋に分けてイラストをたくさん見せて頂きました。日本は、赤・白・黒から時代別考察がされていました。赤の事例として縄文、飛鳥、平安、江戸、明治、昭和を紹介されました。その多くは、日本史に出てくるものです。白の事例は、鎌倉・江戸・昭和初期、黒の事例は平安・江戸・昭和でした。偶々なのか、時代を反映していたのか、また赤・白・黒以外で時代の変遷を見ることができないのかとの疑問が残りました。
   一方、西洋の化粧の推移として女性の髪形の変化、服装の形、そして日本では登場しなかった男性のファッションも取り上げられていました。色の時代的変化は、色を創り出す技術水準にも依存するので、
100%時代を反映しているわけではないと思いますが、鮮やかな国旗が多い欧州の色の変遷もあるような気がしました。
  化粧という縦軸で歴史を見ると、新しい発見があることを教えられ楽しい時間を過ごさせて頂きました。

男性Cさん
   今日は大変貴重なお話をありがとうございました。

   とにかく、化粧やファッションが、もの凄く手間やお金がかかると言うことを知りました。江戸時代は男性も毎日頭の手入れに通っていたとは、驚きです。

   ヨーロッパでは、古代エジプトから地中海文明を経て化粧が発達したが、中世はキリスト教の影響で体に手を入れることが避けられたため、停滞したようです。ルネッサンス以降一気に広がったということですね。

   多少違うかもしれませんが、現代の妊娠中絶への対応につながるものがありそうですね。また、照明と化粧の関係も興味深かったです。いろいろ勉強になりました。


女性Dさん
  日本と西洋の化粧法の歴史を写真をたくさんご用意して解説いただき、とても楽しく学ぶ事ができた
1時間半でした。
   古墳時代の埴輪は博物館で何度も見ているはずですが、埴輪が化粧をしているかどうかさえも見ておらず、これから埴輪に限らず浮世絵や西洋画でもただぼんやり見るのではなく色々な点に着目して見る事を教えていただきこれから鑑賞する際にはもっと楽しめそうです。

   江戸時代は口紅を陶器に塗って売っていて、筆で溶かして使いまたその陶器をお店に持っていって紅を塗ってもらっていたとは、これこそリユースですね!

   フランス革命前の華やかな、ドレスや髪型もとても興味深かったのですが、貴族がこれだけの贅を尽くした生活を続けていくのは無理があったのでしょう。

   アイメイクは日本では昭和
40年代に一般化し、多色の口紅は昭和58年頃発売されたとの事。その後ヤマンバ(ガングロ)が登場しましたがずっと色白が貴重とされていたのに小麦色の肌を超えてガングロ、驚いたのを覚えています。
   村田先生、多くの写真をご用意いただきそして貴重な興味深いお話をありがとうございました。


女性
Eさん
  今回の講師は以前にも講演をしていただいた元ポーラ研究所シニア研究員の村田孝子さん。「西洋由来の化粧品の歴史」のお話でした。

   以前の講演「浮世絵に見る江戸美女」の復習から始まりました。西洋のお話に移った時、日本に比べて化粧が地味と思いました。それは西洋人の方が彫りが深い顔だちだからかと思いましたが、話が進むにつれフランス革命以前の西洋の女性の髪と服はまるで舞台装置のよう。華やかですが、日本の方が女性らしいく人間味があるなと思いました。

   昔のおしろいには鉛が含まれていました。なので鉛中毒の症状が出てたそうです。女性の美への追求は命懸けです。


 男性Fさん
   今回は文章での資料は一切無くて画像での講義でしたが逆に視覚を通して納得しやすかったです。

   前半は日本の歴史文化を化粧に特化して、日本独特のお歯黒等の風俗を反映して説明があり、納得しました。

   後半の西洋編では日本より歴史が古く立体的な骨格もあって日本より様々な工夫が為されていると思いました。ビジュアル的に豪華な服装と相まってばえる化粧でした。但し、清潔さは日本の方が綺麗で、例えばフランス等は革命前等は
2階から糞尿を捨てていたので歩く時は生活の知恵でハイヒールが生まれたという説もあります。

   興味深い映像と説明有難うございました。


 
女性Gさん
   「古今東西 化粧の歴史」という村田孝子先生のお話は、写真資料がふんだんでスピーディーな展開、今回もとても濃厚で面白かったです。さらに、埴輪から浮世絵、美人画、西洋絵画を見る視点まで教えて下さり、鑑賞の楽しみが増えました。数多くの資料をご提示下さり、ありがとうございました。

  日本は「赤・白・黒」という色の切り口から化粧史を展開され、縄文時代の赤色漆塗り櫛には、こんな古代からなんだとドキッとしました。男性の白粉化粧についても興味がわきました。

 西洋編では、
18世紀の髪を高く盛る髪型やコルセットでウエストを極端にしぼったスタイルなど驚きの連続でした。

 「人は見た目が9割」という非言語的コミュニケーションについて書かれた本がありましたが、古今東西の人間が紀元前から化粧に励む心が感じられ、資料の中の人々がいとおしくなりました。

 「人は何故化粧をするか?」についても考えさせられた示唆に富んだお話でした。自分を美しく見せようとする以上に何かがあると思いました。村田先生、ありがとうございました。

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