「豊島区の財政の現状と課題」
【日時】2026年5月16日(土)10時00分~11時30分
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】 豊島区政策経営部 財政計画グループ 龍口 慶太係長
豊島区政策経営部 決算グループ 及川 小貴保 氏
【受講者の感想】
男性Aさん
本日は豊島区財政課さんに区の「財政の現状と課題」について、詳しく教えていただきました。大変、解りやすかったです。
今まで、地方税のかなりの割合が基礎自治体に流れるかと思っていましたが、特別区は一旦東京都主税局に入って、そこから配分されるんですね。特に法人住民税は、まず総務省がかなりピンハネして、そこから都に入ったあと、やっと区に特別区交付金として配分されるんですね。私は西武が本社を池袋に移転したので、その分税収がと思ったのですが、そうでもなさそうです。
歳出予算で一番大きいのが扶助費なんですね。生活保護で調べてみたら、豊島区は23区中13位でした。率もちょうど平均ということで、それほど多いというわけではなさそうです。豊島区の内訳は解りませんでしたが、厚労省のデータでは、高齢者世帯が圧倒的多数で、その他世帯、障害者世帯、傷病者世帯、母子世帯と続いています。今後、対象となる高齢者が増えると財政的に厳しくなるかも知れません。
本日は、大変ありがとうございました。
男性Bさん
普段豊島区に徴税される固定資産税・都市計画税は、住民サービスに使われているのだろうと考えていましたが、都から配分される特別区交付金と国の補助金なども加わって行われていることを知りました。
また1999年豊島区が抱えていた借金872億円は2026年には308億円まで減り、貯金が672億円にまで改善。これは職員数を減らし、各事業を見直したことで実現。そして新本庁庁舎の建築費は現金では支払っておらず、日出小学校跡地資産価値分が区役所部分となっており、マンション部分は再開発業者が販売したので、豊島区の収入にはなっていないようでした。
2026年貯金が672億円もあるのに、何故308億円も借金を抱えているのかと思いましたが、将来世代も享受するものに対して借金を当てているとのことでした。その他、港区や渋谷区、(千代田区)は大規模なオフィスビルや商業施設が多く、住民税や固定資産税などの自主財源が非常に豊富なので特別区交付金を貰っていないとのこと。
普段考えたことのない税金について知る良い機会になりました。
女性Cさん
今日は「豊島区の現状と課題について」の講座で、これは区民としては何としても参加しなければと、ヨボヨボしながら出席しました。
資料を沢山用意してくださり、ポイントをサクサク説明していただきました。いつも広報は配っていただいているのですが、財政についてはつい流していました。今日のお話でなるほど、そうなんだと思いました。税収の多い港区・渋谷区は都からの特別区交付金はもらっていないとのこと、中央区や千代田区ではないんだと驚き、やはり税収の多い区の方が区民への還元率は高いのだろうなと思ったり、でも固定資産税は高そうだなと、頑張っている豊島区でいいやと納得しました。
区の予算を家計に例えている表は分かりやすかったです。返礼品目当てでふるさと納税をしている知人たちに豊島区の返礼品もみてもらおうと思います、ってそうじゃない!
女性Dさん
豊島区の財政や基本構想・基本計画等は「広報としま」で目を通すくらいで、恥ずかしながら私は無関心住民のひとりです。ですので今回の出前講座「財政の現状と課題について」で、初めて区の財政について知りました。とても丁寧に説明していただき理解を深めることができました。
区の令和8年度一般会計予算は1,690億円で、区の借金は減り健全財政であることを知りました。子ども家庭費の予算が360億円で、小中学校教育費予算163億円の2.2倍には驚きました。子育て・少子化対策などに財源をさいているのが見えました。
分かりやすかったのが区の予算を年間500万円の家計に例えた資料です。給料収入が287万円で、親からの仕送り収入が141万円とは一般家庭ではありえない額の親頼み。税金の配分にも興味を持ちました。支出では約35%139万円が「家族の医療費(扶助費)」でした。一人暮らしの高齢者割合が高い豊島区ならではの現状なのでしょうか?
また、「ふるさと納税」の課題も知り、他地域への納税が自分の暮らす地域のサービス低下に繋がるということが分かりました。税金の使い道に関心はあっても、何に使われているのか良く見えない状況なので、今回の講座は大変有用でした。お忙しい中、分かりやすい説明と資料、多種類のパンフレットを用意して下さり本当にありがとうございました。
男性Eさん
今回は、豊島区出前講座「財政の現状と課題について」を豊島区政策経営部財政課より、講義を頂きました。
講義は、豊島区の紹介をイントロに豊島区の財政について、豊島区の予算と今後の財政見通しについて、説明頂いた。ここ数年のボランティア等の行政との関わりの中で、それまで行われていたことが、人手不足です困難となった、郵送手段がWebに変更されるなど、コスト削減策を強めているであろうことを肌で感じでおり、豊島区の財政状況はそんなに厳しいのかなと思っていました。
本日の説明を聴いて、一時期の借金過多の状態から人員削減や歳出の見直し、効率化策の継続実施により、借金を貯蓄が上回る健全な状況となったとのことで安堵。しかしながら、税収は必ずしも伸びている訳ではなく、安全•安心の豊島区を良い街とする為の今後の施設である老朽化対策や子ども•子育て支援の継続に加え、高齢者対策としての福祉や健康事業への投資を実現するには、歳入を増やすことが課題となる。コスト削減は限界があり、縮小均衡は縮み思考となる懸念もある。
歳入を増やすには、企業誘致や産業振興、住民を増やすことが必要だが、それには魅力ある街づくりが必要となり、先行投資も要する。また、新たな税収源として、独自の観光税や宿泊税なども考えられる。そして、既に一部行っているように未利用の区有地や閉校した学校跡地を民間に売却・賃貸し、現金化や賃貸収入を得ることも要するが、反面、含み資産が無くなることで財務体質が脆弱となるのでバランスも必要となる。
説明お聴きするまでは、相当厳しい緊縮財政かと思っていましたが、行政の皆さんが頑張って頂き、一部に不満はあるものの、借金の抑制や積立基金の確保を行っており、財政の健全性はしっかりと維持されている状態に安堵しました。将来的には、港区や渋谷区のように自前の税収だけで支出を賄える「財政に余裕がある自治体(不交付団体)」となれることを祈ります。
本日はご多忙の中、詳しい説明を頂きまして、誠にありがとうございました。