2024年2月19日月曜日

 「冬の石神井公園の楽しみ方」


 

【日時】2024217日(土)1000分~1200
【場所】 石神井公園
【講師紹介】   森林インストラクター  村上 智裕

  

 


【受講者の感想】
男性Aさん
 幸い天候に恵まれ、ゆっくり公園の周りを観察できました。まず公園に着く前に寒桜の観察です。桜と梅の花の違いは何かとの質問から始まりました。ヒントは実の付き方だそうです。桜は花がついている軸が長く、花びらの先端に切れ込みがある。梅は花の軸がなく、花びら先端は丸い。桃は花の軸が短く、花びら先端はとがっているとのこと。今までは、なんとなく判断していましたが、これからはしっかり識別していけそうです。
   また水鳥では、カモのように膜の有るタイプや、カイツブリやオオバンのように膜がなく指が太くなっているタイプがおり、後者はクロールのように足を動かして抵抗を増したり、減らしたりしているそうです。そんな説明がなければ、ただ浮いているだけとしか見ていなかったので、興味が深まりました。
   カワウが羽を広げて日光浴をしている様子をよく見かけますが、他の水鳥と比べ羽に脂分が少ないため、それだけ水に潜った時に体が浮き上がりにくく、水中でスムーズに泳ぎ回る事ができるようになっているそうです。
  マガモは池にもぐって水草を食べるとのことですが、すっかりアイガモのヒナが水田内を泳ぎ回り、雑草を脚で浮き上がらせ採食したりする「合鴨農法」のことを忘れていました。
  その他、雑草・樹木についても解説して頂きましたが、上の内容だけでも満腹になりました。
   興味深いお話を、村上さん有難うございました。

 女性Bさん

   ここ数日暖かい日が続き 植物が一気に芽吹いてきているようです。しかし、今日は平年並みの気温なのでしょうか、寒いと感じる一日のスタートでした。森林インストラクター村上さんによる第二弾石神井公園の自然を案内して頂きました。
   石神井公園駅をスタートして早咲きの河津桜と梅の木の見分け方を教えて頂きました。花のつき方、花びらの形、香り等。公園に入ると、コブシ、ノビル、未だ開花していないソメイヨシノの花芽について。
   野鳥類は、オオバン、マガモ(頭がグリーンでカルガモと違って鮮やかな色)、カルガモ、カワウ、カイツブリ、アオサギ、メジロ、エナガなど。水草等を食べる鳥と魚類を食べる鳥。餌の摂り方で、水中にもぐる鳥と、頭だけを突っ込んでお尻は水中に出ている鳥(カルガモ)。カワウは水に潜るのが得意なのに羽に脂が無いので羽がびしょびしょに濡れてしまい乾かす為に、羽を大きく広げているようです。反対にカルガモは脂があるので浮いてしまい潜れないでお尻が水の上に出ているようです。水掻きの違いなども教えて頂きました。  
   石神井池から三宝池の方へ渡り ムクロジ、トチノキ、シジュウカラやカワセミ。カワセミはブルーや胸の所はオレンジがかって鮮やかで、カメラマンが沢山シャッターをきっていました。あんなに目立つのにかなりじっとしていて大きな鳥に狙われないか心配でした。
   その他、松ぼっくりから黒松、赤松、ヒマラヤスギ、サワラ、ヒノキ等、大きさの違いを知りました。サワラやヒノキは小指の先より小さなものでした。前回は昨年4月末の石神井公園でした。今回は2月半ばでしたので、前回ご案内頂いた花や出会った鳥等を思い浮かべながら、様相の違う石神井公園の自然を楽しむ事が出来ました。水鳥も留鳥と春になると北の方へ帰っていく冬鳥がいて、冬鳥はお嫁さんを見つけるまではここにいて、ペアが出来ればペアで北の国に戻って卵を産み子育てするそうです。
もっと南の方から北の国へ戻るのに石神井公園を経由していく鳥(一休み?)もいるようです。今回は、まだ、冬鳥が北の国へ帰る前だったからでしょうか。沢山の水鳥に会えた感じがしました。また鳥の鳴声にも耳を傾けましょうと教えて頂きましたが、聞き分けるのは難しく 一周して最後に鳴いていたのが、カイツブリの声。これだけは忘れない様にと思います。
   今回のセミナーの為に、二度も下見をし準備してくださったとの事でした。また、ファイルに大きく写真等を使って説明して頂いてとても理解しやすかったです。寒い感じのスタートでしたが、いつの間にか寒さを忘れて楽しく石神井公園の自然と触れ合う事が出来ました。第二弾有難うございました。

 女性Cさん

   村上先生に石神井公園の案内をして頂くのをとても楽しみにしていました。
   駅から公園までの街路樹や野草の説明から始まり、水鳥の案内、木々の説明、いつもはただ通り過ぎてしまうだけなのに、教えて頂くとああそうなのかと嬉しくなりました(もしかしたら前回も教えて頂いたのかも(汗))
   来週、梅を見に行くので教わった梅桃桜の見分け方を早速披露しようと思います。
   鳥はかなり沢山の種類を観ることができました。マガモ、カルガモ、オオバン、カイツブリ、 カワセミ、カワウ、アオサギ、メジロ、エナガ、ツグミ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ワカケホンセイインコ・・。 あそこにいると示して頂いてやっと分かる、情けないです。
   カモとバンは足の水かきの形が違い泳ぐときの水の掻き方が異なる等、図版を用意いただいてとても面白かったです。
   何度聞いても覚えられないのですが、木の種類の見分け方、それぞれ松ぼっくりの違いなど教えて頂き、その時は納得しました(3歩歩くと忘れる、私は鶏か!)
   爽やかな早春の公園のご案内、楽しかったです。村上先生ありがとうございました

 男性Dさん

   今回は『冬の石神井公園な楽しみ方』と題し、森林インストラクターの村上智裕氏にご案内頂きました。正直、冬のこの時期に何か楽しめるものはあるのだろうかと思いつつ参加致しましたが、立春を境に寒い冬が終わり、春に向かって万物が動き始める時期、いわゆる如月を村上先生の解説で間近に感じることが出来ました。
   普段、木や花などじっくり観察するなど皆無の生活を送っており、久々に自然の季節の移り変わりを視覚嗅覚、五感で感じる時間を過ごしました。道すがら、梅と桜の見分け方(梅の実やさくらんぼの形状から特徴がわかるとのこと)を教わったり、木の名前や枝に芽生える命の息吹きを解説頂き、池に泳ぐ水鳥の名前や水かきの特徴、水かきの形状から泳ぎ方が違うといったことも知りました。
   約1時間半の池の周りの観察でしたが、知りないことばかりで大変勉強になりました。村上先生も私たちの為に、事前に2回も下見をして下さったとのこと。お陰様で短い時間ではありましたが、自然観察の楽しみ方の一遍を教えて頂き、楽しい時間を過ごすことが出来ました。村上先生、ありがとうございました。

 男性Eさん

   2/17の定例ゼミナールとして久しぶりに村上先生から詳細かつ興味深いまた楽しい2時間を過ごさせていただきました。
   今回の重点は野鳥の観察でした。年間を通じて見れる鳥、そして渡り鳥、家庭から逃げ出したインコ等様々な鳥を観察できました。具体的にはいつもお会いしている鳩、鴉、メジロ、オナガ?すずめなど。今回集中的な観察となった水鳥からカイツブリ、オオバン、コバン、コガモ、マガモ、カルガモ、カワウなどを観察しながら餌を捕食する潜り方の違い、ずっぽり潜って小魚等を狙うカイツブリと水藻などを狙う草食系のバン、カモ類の頭隠して尻隠さずの潜り方などは非常に面白いお話でした。
   少し肌寒い午前中でしたが次回はまた違う季節、違うアングルからの観察会を期待したいと思い石神井公園をあとにしました。
   村上先生、大変お世話になりました。ありがとうございました。



 女性Fさん

   217()ああそうなんだ倶楽部アウトドアセミナーを開催しました。森林インストラクターの村上智裕に「冬の石神井公園の楽しみ方」と題し石神井公園を案内していただきました。
   10時に石神井公園駅で待ち合わせをし、そこから石神井公園まで道路沿いの草木や鳥の解説をしていただきその後公園内の鳥、草木の解説をしていただきました。
 自分達だけで行くと、鳥がいる、花が咲いているで済ませてしまうところ、講師の解説が入ると見る目が変わってきます。池の鴨も数種類いるし、木々の鳥達もたくさんの種類がいます。その違いを観察するのは楽しい。ここの鳥達は人間に慣れているせいか私たちが近寄っても逃げません。池でボートを追いかけている鴨達がとても可愛かったです。そしてカワセミの美しさに感動。

 男性Gさん
   前回に引き続き、丁寧に説明してくださり、自然を愛でるきっかけになりました。

      今回は石神井池の野鳥を中心に、細かいところまで解説を聞かせてもらいました。特に、マガモは頭を水中に入れて水草を食べるとの話は驚きました。消化器に、セルロースを分解するバクテリアを飼っているんでしょうか?かなり重くなるので、飛ぶにはハンデだと思うのですが、私の認識外でした。あとから辻さんに細かいフォローをいただいて、いい勉強になりました。
石神井池沿いのお屋敷の庭の梅も見事でした。大きいお屋敷が多く、よく手入れがされていました。


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